先週、高齢男性に声をかけられました。
👴「水絆創膏はありますか?」
👩(ん?水絆創膏って聞こえたけど、水絆創膏ってなんだろう?)
手を見ると、指に絆創膏を貼っておられました。
👩「水仕事用の絆創膏ですね?こちらにございます」
と言って、絆創膏コーナーへとご案内しました。
液体絆創膏
店頭には3種類
水仕事用の絆創膏をご案内しようとすると、
👴「あっ、そうではなくて、液体のやつです」
あっ!それは失礼いたしました💦
液体絆創膏のことでした。
私の店舗にはいくつか種類があるので、お持ちしました。
エキバンだけが見つからず、少しお待ちいただきました。
棚替えのたびにいろんなものが場所移動するので、困る〜💦
前はハンドクリームコーナーの片隅にもあったのに、皮膚薬コーナーへ移動していました。
3種類をお持ちしたのですが、お客さまが言われました。
👴「コロスキンはないのですか?」
ん?聞いたことのない商品…。
念の為、🐴社員に確認に行きましたが、やはり置いていないということでした。
お客さまはエキバンAを手に取って
👴「これとコロスキンは同じようなものですか?」
と言われたのですが、🐴社員は『同じようなものですよ』と言っていました。
こういう場面で気になるのが私の性分です。
👩(本当に同じような成分なのかな?)
早速帰って調べてみました。
種類が豊富
液体絆創膏といえば、私はエキバンAだと思っていました。
たくさん種類があって、ちょっと驚きました。
- ケアハート・消毒もできる液体ばんそうこう/玉川衛材
- メンソレータム・ヒビプロ液体バンソウ膏/ロート製薬
- ケアファスト・液体絆創膏/森川産業
- アースチン/大正製薬
- ウォーターエイド/大木製薬
- 液体絆創膏EX/共和薬品工業
- あかぎれ液体保護バン/ニチバン
- キズコロリ液体絆創膏T/横山製薬
ちょっと調べただけでも、これだけの数が…。
私はドラッグストアに勤めるまで、液体絆創膏の存在を知りませんでした。
液体絆創膏って、こんなに需要があるのですね!
成分などに違いはあるのか、調べてみることにしました。
成分
トップに出てきた成分は、トリクロロカルバニリドとピロキシリンです。
トリクロロカルバニリドは殺菌作用により、細菌の二次感染を防ぐ効果があるそうです。
ピロキシリンは登録販売者試験にも出題されることがあるようですが、すっかり忘れていました^^;
医薬品暗記帳で調べてみると、収斂・皮膚保護成分として、効能は創傷面への保護とありました。
トリクロロカルバニリドが主成分として出てくる製品:ケアハート・ヒビプロ・ケアファスト・アースチン・ウォーターエイド・キズコロリ
ピロキシリンが主成分として出てくる製品:エキバンA・リュウバン・サカムケア・コロスキン・液体絆創膏EX・あかぎれ液体絆創膏
あっ!確かに、コロスキンとエキバンはピロキシリンが主成分として出てくるので、同じでした。
🐴社員さん、疑ってすみませんでした^^;
トリクロロカルバニリドが主成分のものでも、添加物としてピロキシリンが入っているものがほとんどだったので、ピロキシリンという成分が液体絆創膏には入っているということなのだと思いました。
トリクロロカルバニリドは、ポリベビーなどにも配合されているようです。
医薬部外品成分名として出てきました。
シャンプーや薬用石鹸・リンス・育毛剤などに配合されているようです。
一方ピロキシリンは、一般用医薬品の分類。
なので、登録販売者試験にも出題される成分名ということなのですね。
液体絆創膏はピロキシリンが主成分のものは第3種医薬品、トリクロロカルバニリドが主成分のものは指定医薬部外品という分類になるようです。
それほどお値段に差がないのであれば、私は第3種医薬品の方を購入するかな?と思いました。
我が家にはエキバンがあります
昨年、この液体絆創膏を知って興味があったので購入しました。
冬はあかぎれやさかむけで水仕事が辛いです😭
外箱には「傷口に塗ると一瞬しみますが」と記載があるので、どのくらいしみるのだろう?と思っていたら、結構しみて痛いくらい😵
でも、それを乗り越えると確かにテープタイプの絆創膏よりもかなり重宝します。
次男がさかむけで痛そうなのでお勧めしたのですが、「やめとく」と言われました^^;
まあ水仕事をそれほどしないのなら、テープタイプの絆創膏でも良いかもですね。
しばらく使用していないエキバンですが、そろそろまた活躍する時期が近づいてきました。
ひといあかぎれができてしまったら、使おうと思います。
まとめ
昨年も高齢女性に液体絆創膏のことを聞かれました。
高齢の方に人気なのでしょうか?
私の母が使っているのは、見たことがありません。
アロンアルファーのような臭いがするので、接着剤を塗っている気分になりますが、
「絶対に接着剤で代用しないでください」
と、ネットで書いてあるのを見かけました。
いや、アロンアルファーなんか、私の子供の頃は『指同士がくっついてしまったら手術しないと取れない』という伝説が出回っていて、使用する時はドキドキしながらだったことを覚えています。
液体絆創膏、常備薬として一つあってもいいかなと思います。