風邪薬の接客失敗談

※本サイトはアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています
登録販売者のこと

半年ほど前の話になりますが、風邪薬の接客をしたときに大きなミスをしてしまいました。

基礎疾患のある方は、かなり注意をしてご案内をしなければなりません。

あの方はその後どうなったのだろう…。

名前もわからないので、確認のしようもありません。

風邪薬の接客

店長と事前に勉強

二代目店長は、初心者の私に何度か接客の指導をしてくれました。

風邪が流行ってくる前に、風邪薬の接客ポイントを風邪薬コーナーで説明しながら要点を教えてくださいました

市販薬の風邪薬の種類はとても多くて、なかなか覚えきれません。

大まかに、症状別で覚えると良いことを教えていただきました。

熱や痛みには〇〇、咳がひどい時には□□、鼻詰まりには△△というふうに、成分ごとにもこれがこの症状には効くからこれがおすすめというふうに覚えたつもりでした。

さらに大まかにいうと、当店で一番の売れ筋はコルゲンコーワIB錠TXaだと教えてもらいました。

イブプロフェンが最大600mgというのが売りです。

風邪で熱がある人には、コルゲンIB錠をお勧めするようにしていました。

してはいけないこと

風邪薬に関しては、基礎疾患のある方に関しては十分な注意が必要です。

病院処方と違って、たくさんの成分が配合されているので、服用される人にとっては余分な成分も入ってしまっています。

高血圧・緑内障・心臓病・糖尿病・甲状腺機能障害は試験勉強中も散々目にしてきました。

さらに、高齢者・乳幼児・小児・妊婦・授乳婦にも注意が必要です。

風邪薬は、新人にはハードルが高い…。

最初の頃はすぐに社員に聞いて、接客を交代してもらっていました。

半年ほど経った頃に、心の隙ができてしまった

ちょうどコロナ感染者も多かった時期でした。

発熱と喉の痛みが強いとおっしゃられる中年の男性が、風邪薬を買い求めに来店されました。

咳や鼻水は特に症状としてなく、熱と喉の痛みに特化しているのでコルゲンコーワIB錠TXaが頭に浮かびました。

お勧めをしながら、何か服用中のお薬はないか伺ったところ、

👨「肝臓の薬を飲んでいるけれど併用には問題ない」

と言われました。

何種類か迷われて、結局コルゲンコーワIB錠を購入されました。

売り場から離れてすぐに気になったので、女性社員に聞いてみました。

👩「お客さまがウルソを飲まれていると言われていたのですが、コルゲンコーワIBTXaは大丈夫だったでしょうか?」

あまり話を真剣に聞いていなかったのか、特に問題なしのような反応でした。

OKだよ、ともNGだよ、とも言わず、ぼんやりした解答だったと思います。

帰ってから調べてみた

どうしても気になって。帰って調べてみました。

すると、肝臓病の方は、イブプロフェンは一日量450mgまでの市販薬をお勧めするというような内容の記事がいくつか出てきました。

どうしよう…やってしまった😨

本来ならイブプロフェン450mgのものなので、エスタックイブファインEXなどをお勧めするべきだったのです。

勉強ノートには

高血圧の方にはイブプロフェン450mgのものをお勧めする

と書いてありました。そこに、肝臓病も当てはまるのだったのです…。

次の出勤時に店長に報告

風邪薬の接客を失敗してしまったことを、店長に話しました。

肝臓病の人にはイブプロフェン1日最大量は450mgまでということは周知している感じではありませんでしたが、

👨‍💼「調べてそう書いてあったのならダメでしたね」

と言われました…😨

👨‍💼「まあすぐに何か症状に現れてというふうにはならないとは思うけど」

と少し慰めの言葉もかけてもらったのですが、私のしてしまったことは大きなミスだったことには変わりありません。

お客さまが1日3回きっちりと服用されないことをひたすら願うばかりでした。

まとめ

それ以来、少しでも不安に思ったことは社員に確認しています。

授乳中でも飲める風邪薬を聞かれたときは、社員でもお手上げで店内にある処方箋薬局の薬剤師に確認していましたが、薬剤師もかなり悩んでいたようでした。

服用している薬があったり、高齢者・小児・妊婦・授乳婦は受診勧奨が一番なのだと思いました。

タイトルとURLをコピーしました