自分が接客業だと、お客の立場でお店を利用したときに気になるのです。
接客態度というものが…。
ん?と思うようなことがあると、自分自身も気をつけようと思います。
先日こんなことがありました。
微妙な接客
家具店
春から一人暮らしを始めた長男。
生活費はいつもギリギリです。
今月はボーナスが出るので、ベットを買いたいと言っていました。
長男の住まいは自宅から20キロほど離れたところにあるのですが、駅近車なしです。
行きたい家具屋に行くには車がないと不便なので、私が迎えに行って家具屋に連れて行きました。
長男の予算は7万まで。
ベットの金額はピンキリです。
お店の人に話を聞こうと周りを見渡すと、接客中の店員さんが数人。
1人、年配の男性店員がフリーだったので声をかけました。
👨💼「おすすめのフレームはこちらで、マットレスはこちら。ダントツに売れています」
そう紹介されたのは、フレーム4万円、マットレス5万円のもの。
長男の予算はオーバーします。
見た目重視の長男は、フレームのデザインにとてもこだわっていました。
これがいいと言って選んだものを、お店の年配マンは言いました。
👨💼「これは木材の部分に紙を貼っているだけなので、いずれ剥がれてきます」
自宅のクローゼットもそのタイプ。子供部屋のクローゼットは、セロテープで何かを貼って剥がした時に紙ごと剥がれてしまっているのでイメージが湧きます。
結局最初に勧められたフレームに決まり、あとはマットレスです。
5万円程度のものばかり勧めてきて、安いものは否定の嵐。
👨💼「普通はフレーム3割、マットレスに7割のお金をかけるものです」
確かに、私たち世代ならそうしますが、若者の長男はそんなことは目に入りません。
年配マンは私たちが悩んでいる間もずっと少し離れたところにいて、呼ぶたびに商品を見ては首を横に振ります。
私は思わず「この商品は良くないのですか?」と聞いてみたら
👨💼「悪い商品は当店には置いていません」と言います。
どっちやねん…。否定しといて悪い商品ではないとか。
長男もちょっとイライラし始め、結局フレーム4万円、マットレス3万円のものを選びました。
選んだものを否定される…。それも言い方だと思います。
こちらも悪くはありませんが、こちらと違ってこうですよとか、デメリットをわかりやすく教えて欲しかったです。
ファーストフード店
最近車の免許を取ったばかりの次男と、ファーストフード店に行きました。
次男が運転の練習後に私が交代して運転していたのですが、初心者マークをつけたまま。
ま、いっかとそのままお店に向かいました。
11時過ぎに到着したのですが、もう混んでます。
ドライブスルーがうまく流れるように、外で店員さんがパットで注文を受け付けてくれます。
会計は外にレジを置いていて、専属の年配女性がしてくれます。
電子マネーのIDで支払いたかったのですが、スマホではなくクレジットカードの用意をして待っていました。
すると年配女性はクレジットカードを持って行ったのですが、何かのトラブルなのかすぐに会計できません。
外レジの横に私のクレジットカードを置いたままその場を離れたりして、不安に感じました。
とても忙しい状況なのでわかるのですが、私の手元からカードが離れて見えないところにあるとこのご時世不安です。
お声がけをしたらすぐに処理してくれて、私のクレジットカードは多分無事でしたが、その後に負の連鎖が。
商品を受け取って、国道を出るのに交通量が多かったので待っていたのです。
後ろにいた車に、派手にクラクションを鳴らされました。
初心者マークあるあるだったのかなあ。
私がもたもたしていたかもしれないけど、そんなの何秒も変わらないのに。
負の連鎖がイライラを増長させました…。
良かった接客
日本料理店
7年ほど前になるのですが、福井県在住の学生時代の友達のところに遊びに行った時のことです。
武生駅から車で20分ほどのところにあるお店を予約してくれました。
お昼に伺ったのですが、金額は6500円ほど。
懐石料理のお店で、味はもちろんのこと接客がとても素晴らしかったのです。
私たちが話に夢中になっているときはそっと料理を出してくれて、会話が途切れた一瞬の時を逃さずに
さりげなく料理の説明をしてくれたりするのです。
お店の名前を忘れてしまったことがとても残念ですが、私が今までで一番接客に感動したお店でした。
料理が美味しいだけではなく、心も癒されて幸せなひとときでした。
言葉使いだけではなく、間を読むというのでしょうか、間を感じ取ることも大切だと教えていただきました。
まとめ
接客って難しいです。
人それぞれ感じ方が違うので、夫は気にならないことでも私は気になったり、その逆もあります。
職場のマニュアルにあるのは『お客さまが買われようとしているものを決して否定しないこと』
「その商品もいいですね。ですが、こちらにもおすすめの商品がございます」というように案内する。
自分が受けて良かった接客を真似して、今後も勉強して行きたいです。