50代で医療事務に挑戦。
でも、6ヶ月で辞めることになった私。
「難しい」「心が折れそう」と感じる場面は、正直何度もありました。
それでも、この経験に意味があったと思える理由があります。
短期間で、医療事務の仕事を辞めた理由を正直に書きます。
医療事務の資格を取得してから最初の2回は2週間で辞めてしまい、3回目は「三度目の正直」と強い思いでチャレンジしました。
採用されたのに、また辞めてしまった…そんな私の体験を正直に綴ります。
同じように悩む人の参考になればと思い、私が医療事務の仕事を辞めた理由をお話しします。
「医療事務のパートを辞めたい」「50代で続ける自信がない」
そんなふうに感じている方の、少しでも参考になれば嬉しいです。🌿
辞めるまでの気持ちの揺れや、
「居場所」を失ったと感じた当時の心境については、
別の記事で綴っています。
👉医療事務を辞めて気づいたこと|50代で『居場所』を手放した私の話
🩺50代で働いた医療事務の仕事内容と職場の実情

三度目の正直で採用されたクリニックはオープニングスタッフでした。
過去2回は既存のクリニックで、固定されたルールにうまく馴染めなかったため、オープニングスタッフならきっと大丈夫と信じて疑いませんでした。
👉 医療事務資格は必要?40代主婦の取得体験談
このクリニックに応募する前、私は通信+通学で医療事務の資格を取得しました。
どんなふうに勉強して、実際に現場で役立ったかを別の記事でまとめています。
indeedで検索をしていて飛び込んできた求人は自宅から近く、オープニングスタッフを募集するというもの。
求人文がとても素晴らしくて感銘を受け、応募を即決しました。
当時はドラッグストアと訪問看護ステーションで介護事務の兼務。
👉 開院前のオープニング研修を振り返って
このクリニックの開院前研修では、意外なことや戸惑いもありました。
そのとき感じたことを、別の記事で詳しく書いています。
訪問看護ステーションの経営がどんどん怪しくなってきたこと、通勤が少し遠いことから訪問看護ステーションを辞める決意をし、クリニックのオープニングスタッフに応募しました。
求人には「受付・会計・電話対応・診療介助などの医療事務をお任せします。掃除などの雑務はありません」とあり、雑務がない点は大きな魅力でした。
また「お人柄で採用を考えています」との文言にも心を動かされ、接客経験を活かしたい私は迷わず応募しました。
💧【体験談】50代が医療事務を6ヶ月で辞めた理由
夢だった医療事務の仕事。
現実はそう甘くはありませんでした。
私が医療事務を6ヶ月で辞めることになった理由は、仕事内容そのものよりも、働く環境や役割のミスマッチにありました。
理由は大きく3つあります。
①職場ルールがあいまいで混乱が多かった
社労士さんの説明もあり、仕事をする上での一般的な規則は書面でもサインをしました。
問題は、実際に働き出した時の細かいルールです。
例えば、「特定健診の書類やデータはいつ誰が所定の期間に持っていくか」や、「備品管理はどうするか」など、細かいけれど大切なことが何一つ決まっていなかったんです。
実際に私は切手を10枚1シート、勤務時間後に購入して次回出勤日に持って行ったらもう購入されていたこともありました。
これって無駄な時間や労力だと思います。
備品管理はノートに記録するなど、改善の余地はあったと思いますが、なかなか意見を反映しにくい状況でした。
②レセプト担当から外れ、やりがいを失ってしまった

私の場合、当面はドラッグストアと掛け持ち勤務を考えていました。
なぜなら、万が一クリニックでの勤務がうまくいかなかった時に保険を打っておきたかったからです。
50代になると、そのあたりはとても慎重になり、臆病にもなります。
私の希望は午前診と午後診の割合が半々で、月のお給料は4万から6万までとしていました。
ですが、人の入れ替わりが激しく、開院して1ヶ月も経たないうちに一人辞め、翌月にも一人辞め、私が退職するまで毎月一人以上が辞めていきました。
人が辞めると新たに人を採用することになります。
いくらオープニングでも新しい人が来ると、慣れるまで独り立ちはできないために既存のスタッフでやりくりする他にありません。
私は開院から2ヶ月間は7万円から8万円までの収入を得ていました。
このままでは扶養枠を超えてしまうと思い、3ヶ月目からは一時的にでも減らしてもらうよう、事務のリーダーに相談したところ、私が一番やりたかったレセプトの仕事からはずされてしまったんです。
そこで一気にやりがいを失いました。
③🗣️先生の言葉に心が折れそうになった
実は一番つらかったのが、先生から聞くスタッフや近隣の先生へのご意見でした。
時には終業後に30分〜1時間、その話を聞くこともあり、
「なぜ私がここにいるんだろう」と思うこともありました。
もちろん、職場の不満を話したくなる気持ちはわかります。
でも、毎日のように続くと、
気づかないうちに心の中にモヤモヤが積もっていくんですよね。
そしていつしか、
「もしかしたら私のこともいない間に言われているのかも…」と考えるようになりました。
そう思うと、就業中に先生の態度が少しきついだけでも、
「私、嫌われることをしてしまったのかな」とビクビクしてしまって。
そんな日が続くうちに、心がどんどんすり減っていきました。
途中からは、話を聞きながらも別のことを考えてしまう自分がいて、
「あぁ、もう無理かもしれない」と感じたのを覚えています。
どれだけ時給が出ても、
心がすり減るような時間を続けるのは難しいと痛感しました。
🌱医療事務を6ヶ月で辞めて後悔した?50代主婦の本音
過酷な環境ではありましたが、先生には今でも感謝しています。
考え方や価値観は違っても、学ばせていただいたことがたくさんありました。
わずか6ヶ月という短い期間でしたが、
医療事務としての仕事の流れを体感できたことは、私にとって大きな財産です。
退職の日には、感謝の気持ちを込めて短いお手紙をお渡ししました。
うまく言葉にはできなかったけれど、
「この経験があったから今の私がいる」と、今でもそう思っています。
①医療事務の仕事は想像以上に幅が広い
医療事務の資格を持っていても、いざ現場に入ると学習したこととすぐに結びつくとは限りません。
難病の医療証を持参される方や、他市の生活保護の方が突然来院されることもありました。
特定健診も私の学んだ医療事務の試験範囲にはなく、自治体ごとに対応が異なるためとても大変でした。
様々な知識を使って、なおかつできるだけスピーディに対応する難しさに右往左往しましたが、そのぶんやりがいはありました。
②自分に合う職場の条件がはっきり見えた

辞めた理由に「働く上でのルールが決まっていないこと」を挙げましたが、個人経営のクリニックではあるあるなのだと思います。
個人経営のクリニックで縁の下の力持ち的な存在といえば、先生の奥様です。
私の友人も開業医の夫を30年近く支えていますが、細やかな気配りをされています。
スタッフ間のトラブルや、様子は常にアンテナを張っているようで、仕事が暇になったら「ちょっと銀行に行ってきます」と言って、自分の仕事をスタッフにお願いして調整してるのだと言っていました。
癖の強い奥様がいらっしゃるとそれはそれで大変なのでしょうけれど、奥様に限らず事務長的な存在の人はいるべきだと思います。
先生は診療に専念されるのだから、そこまで気配りをするのは難しいでしょう。
③🌸挑戦できたこと自体が大きな自信になった
過去2回は2週間で退職してしまった医療事務の仕事。
私には向いていないのだと言い聞かせてきたんです。
それでも挑戦したいと挑んだオープニングスタッフとしての仕事では、患者さまからの感謝のお言葉をいただいて、それだけでもやってよかったと思えました。
50代の私を採用してくれた先生には、今でも感謝しています。
働き方が合わないと感じた経験は、次の選択を考えるヒントにもなります。
これからパートを探す方は、時間帯別に働き方を整理した記事も参考にしてみてくださいね。
👉午前・午後・夜パートの違いを時間帯別に解説した記事はこちら
おわりに|50代からの働き方に“正解”はない

私は医療事務だけでも、これまでに3回転職と退職を繰り返してきました。
長続きしないのは自分に問題があるのかも…と落ち込んだ時期もありました。
でも今は、体調を崩してまで我慢して働くことはないと思っています。
「自分を大切にする選択をしただけ」と、そう言えるようになりました。
そして、私はまだ諦めていません。
求人を検索しながら、ご縁があればまた医療事務のスタッフとして働きたい。
今はまだご縁がなくても、これまでの経験は確かに自分の糧になっています。
だからこそ、同じように悩んでいるあなたにも伝えたい。
たとえ短期間で辞めたとしても、その経験には必ず意味があるということ。
短期間で辞めた経験があっても、50代の転職はここで終わりではありません。
私が「それでも諦めなかった理由」をまとめています。
👉【体験談】50代主婦の転職|パート採用されない?諦めかけた私が見つけた答え
焦らず、比べず、自分のペースで大丈夫です。
あなたの選択も、きっと未来につながっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🌸
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