求人票をちゃんと見て応募したのに、実際に働いてみると「話が違う」と感じたことはありませんか?
わかります。私も何度もそう感じてきました。
私自身、これまでにいくつかの職場で「こんなはずじゃなかった」と思った経験があります。
でもそのとき、いつも迷うのが「すぐ辞めていいのか、それとも続けるべきか」ということです。
全部が「すぐ辞めるべき状況」ではありませんでした。
でも逆に、早く辞めればよかったと後悔した職場もあります。
今回は、そんな経験をもとに私が実際に判断したポイントを3つにまとめてみました。
新しい仕事を始めたばかりで、「思っていたのと違う」と感じている方や、辞めるかどうか迷っている方の判断の参考になれば嬉しいです。
「思っていたのと違う仕事」はすぐ辞めてもいい?それとも様子を見る?
前の会社を辞めて新しい職場で働き始めたものの、「思っていたのと違った」と感じることは、決して珍しくありません。
私自身も、1回や2回ではなく、これまでに何度も経験してきました。
40代の頃は「合わない場所にいても時間がもったいない」と感じて、比較的早めに辞めていました。
でも50代になってからは、すぐに辞めた方がいい職場と、一旦様子を見てもいい職場があると感じるようになったんです。
その違いはどこにあるのか。
次の章で、私なりの判断基準をお伝えします。
違和感には「すぐ辞めた方がいいもの」と「様子を見てもいいもの」がある
どんな職場でも、最初は慣れないことばかりで、不安や緊張が続きます。
でも2週間ほど経つと、少しずつ周りが見えてきて、「なんか違う」という感覚が出てきます。
私はこの違和感には、2種類あると思っています。
- 放っておくと悪化する違和感
- 時間とともに薄れていく違和感
「放っておくと悪化する違和感」を感じていたとき、私の体は正直に反応していました。
出勤前に動悸がして、吐き気がすることもあって…。
気合いを入れないと玄関を出られない朝が続いていました。
体がそこまでSOSを出しているなら、無理して続けるより、早めに離れることを考えた方がいいと私は思います。
では、どんな違和感が「悪化する違和感」なのか。次で具体的にお話しします。
私が「辞めよう」と判断した3つのポイント
私が「これは放っておくと悪化する」と感じた違和感は、次の3つに整理できます。
どれも、自分ひとりの力ではどうにもならないと感じたことが共通していました。
1️⃣ 話が違う内容が「重要な条件(時給・勤務時間など)」だった
一番腹が立ったのは、時給の件です。
「登録販売者として働くなら時給1,275円」という約束で入社したのに、「まだ正式に登録が完了していないから」という理由で、最低賃金でのスタートになりました。
最初の1ヶ月は仕方ないかと思って待ちました。
でも2ヶ月目も同じだったので確認すると、「体制がまだ整っていないから、いつになるかわからない」とあやふやな答えが返ってきて。
約束が守られないだけじゃなく、見通しすら示してもらえない。
そのとき初めて、「この会社はおかしい」とはっきり思いました。
このときのことは、今でもはっきり覚えています。
実は、時給の条件が違っていた職場については、別の記事でも詳しく書いています。
👉 50代で転職したけれど…ブラック企業に気づいたきっかけ【前編】
時給だけではなく、勤務時間・日数・仕事内容など、自分が「ここなら続けられる」と思って選んだ条件が、入社後に変わっていく。
収入に直結する話なら特に、「少し様子を見ようか」とは思えませんでした。
2️⃣ 改善される見込みがなかった
以前勤めた個人経営の薬局での話です。
「Aさんは車の運転ができないから配達はしなくていい。あなたは自家用車で行ってきて」と言われたことがありました。
仕事の割り振りが、個人の事情や関係性で決まっていく職場でした。
おかしいと思っても、ワンマン経営の場合は現場の声が届きにくい。
「変わるかもしれない」と期待するより、「変わらない」と判断した方が、結果的に正解でした。
3️⃣人間関係に、修復しにくい壁があった
ある職場では、経験者と未経験者の間に、はっきりした上下関係がありました。
スキルの差ではなく、経験年数だけで壁を作るような雰囲気です。
人間関係の違和感については、noteで体験談として詳しく書いています。
👉6ヶ月で辞めた私が気づいた“本当に大事なこと”
人間関係は、自分の努力だけでは変えにくいですよね。
特に小さな職場ほど逃げ場がなく、じわじわと消耗していきます。
この3つに共通しているのは、「自分では変えられないもの」だということです。
だからこそ、自分を責める必要はないんです。
環境が合わなかった、ただそれだけのことだと、今は思えます。
逆に「すぐ辞めない方がいい」と感じたケース
逆に、「違和感はあるけど、もう少し続けてみてよかった」と思えた仕事も、私にはあります。
ひとつは、登録販売者の仕事です。
未経験からのスタートだったので、最初はとにかく自信がなくて。
接客も一人ではうまくできないし、「私にこの仕事は向いていないのかも」と何度も感じました。
でも年数を重ねるうちに、少しずつ「このケースはこう対応すればいい」という感覚がつかめてきたんです。
そして、お客さまに「ありがとう」と言ってもらえる瞬間が、何よりの喜びになっていきました。
専門職や未経験スタートの仕事は、「慣れないこと=向いていないこと」ではないと、今は思っています。
もうひとつは、介護事務です。
人間関係が完全に良好だったとは言えません。
でも、福利厚生がとても整っていたんです。
パートにも年間2ヶ月分のボーナスの支給があったり、有給は1時間単位で休めたりと、パートでこれだけの好条件はこれまでもそれ以降も見たことがありません。
それだけで、8年間続けることができました。
「条件が悪くても人間関係が良ければ続けられる」という人もいれば、「人間関係が微妙でも条件が整っていれば続けられる」という人もいる。
どちらが正解ということではなく、自分が何を大切にしているかで、判断は変わるんだと思います。
辞めるか続けるかを悩んだ時に、実際に私が取った行動
「これは自分では変えられない」と感じたとき、私がまずすることは、友人に相談してみることです。
一人に話すだけじゃなく、数人に聞いてみる。
そして「それはおかしいよ」と何人かに言ってもらえたとき、初めて「やっぱり私の感覚は間違っていなかった」と思えるんです。
自分一人で抱えていると、どんどん自信がなくなっていく。
だから、外の声を借りることはすごく大事だと思っています。
そして、体に症状が出ているときは、できるだけ早く辞める判断をすること。
動悸や吐き気は、体が「もう限界」と言っているサインです。
そのサインを無視し続けることだけは、しないようにしています。
辞めると決めたら、あとは行動あるのみ。
退職を伝えるのは、正直いつになっても緊張するし、気が重い。
でもそのとき私がイメージするのは、辞めた後の解放感です。
あの職場に行かなくていい朝を想像すると、一歩踏み出せる気がするんですよね。
もうひとつ、意外と使える方法が掛け持ちで様子を見ることです。
私自身、登録販売者の仕事を始めたとき、正直「合わないかも」と思っていました。
でも別の仕事と掛け持ちしながら続けているうちに、「あれ、思っていたよりずっとマシだった」と気づいて。
今では、この仕事を続けてよかったと思っています。
辞める前に、一度視野を広げてみることも、ひとつの選択肢です。
今回のように「入ってみないとわからない」こともありますが、実は求人票の時点で気づけるサインもあります。
👉 求人票のここが怪しい!応募前に気づける7つの特徴【50代主婦体験談】
まとめ:違和感は大事にしながら、焦らず判断する
「辞める」という決断は、実はそれほど難しくありません。
難しいのは、辞めた後に次を見つけることです。
だからこそ、「合わない」と感じたとき、すぐに飛び出すより、自分なりの期間を決めて判断することをおすすめしたいと思っています。
私自身は、半年間は様子を見るというのをひとつの目安にしています。
その間に、友人に話を聞いてもらったり、体の声に耳を澄ませたり、掛け持ちで視野を広げてみたり。
違和感を大切にしながら、でも焦って決めなくても大丈夫です。
そうやって自分のペースで判断していくことが、50代のパート選びにはいちばん合っていると、私は思っています。


