「50代になってから資格を取っても意味があるのかな」
そう思ったことはありませんか?
資格を取っても就活に結びつくのか不安で、どの資格を選べばいいのかもわからない。
私も同じでした。
40代のころから資格を取り始め、気づけば5つの資格を取得。
でも最初からうまくいったわけではないし、「これで正解だったのかな」と何度も迷いながらここまできました。
それでも50代になってから取っても、仕事に活かせる資格はあります。
ただ、50代からの資格選びは、取り方よりも選び方で、その後の働き方がずいぶん変わるもの。
この記事では、私のリアルな体験をもとに「後悔しない資格の選び方」をお伝えします。
40代・50代から資格取得を考えている方の、小さなヒントになれば嬉しいです。
資格選びで後悔しないために大切な3つのポイント
資格を取得するための勉強時間はそこそこかかりますよね。
どんな資格も勉強することで知識として身につくのはメリットですが、仕事として活かしたいと考えているなら、自分に合った資格を選ぶことが大切です。
私がいくつかの資格を取得してきたうえで、後悔しないために大切なポイントを3つ紹介します。
自分の性格・得意不得意と合っているか
資格にも色んな種類やタイプがあるため、勉強を続けていくうえで「興味のない分野」だとモチベーションも下がってしまいます。
勉強をしていて「これは生活にも役に立つな」「こんな情報知らなかった」と思えることが多いほど、途中で挫折しにくいと感じています。
たとえば登録販売者の勉強中、薬の成分を覚えながら「これ市販薬で買えるんだ」と気づくことが多く、日常生活でも役立つと実感しました。
需要があるか(仕事として続けられるか)
20代や30代だと、興味のありそうな資格に挑戦するのもありだと思います。
実際に私は30代のころ、社会保険労務士の試験を受けたことがあります。
社会保険のことを勉強するのは楽しかったのですが、労働安全基準法は特に馴染みがなく、暗記に苦しみました。
子育て真っ只中の独学での挑戦だったこともあり、結果は不合格。
ただ今思うと、私の扶養内パートという働き方にはマッチしない資格だったと感じています。
50代からの資格選びは、取得後に実際に働ける場所があるかどうかを先に確認しておくことが大切だと思っています。
取得後の働き方がイメージできるか
一生懸命頑張って資格を取得しても、実際の実務は思っていたものと違うことがあります。
なんとなく「求人が多そう」という理由だけで選んでしまうと、取得後のイメージと実務がズレて、せっかくの資格が活かせないまま終わってしまうことも。
取得前に「どんな職場で」「どんな働き方をしたいか」をイメージしておくことが、後悔しない資格選びの大切なポイントだと思っています。
私が40代から取得した5つの資格とリアルな評価
では実際にどんな資格を選べばいいの?と迷っている方に、私が40代から50代にかけて取得した5つの資格を紹介します。
実際に働いてみて感じたリアルな評価も交えながらお話しするので、参考にしてみてくださいね。
【医療事務】未経験転職には有利、でも万能じゃない
最初に私が「仕事にも役立ちそうな資格」として選んだのが医療事務でした。
40代になってすぐ、通信教育で取得しました。
取得後からこれまでに総合病院や個人クリニックの求人に10社以上応募してきましたが、未経験でも「資格がある」ことは少し有利になります。
実際に開業医の奥さん(ママ友)に聞いた話では、資格なしでも関係ないと言っていたので、あくまで少し有利程度です。
【介護職員初任者研修】需要◎心の保険として持っておく価値あり
次に取得したのは介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)です。
40代半ばになって、当時働いていた介護事務の仕事に少しでも役立つかも、将来親の介護にも使えるかもと思って取得しました。
周りにも親の介護が始まってから取得した友人がいます。
取得自体はそれほど難しくありませんが、通学や実習でまとまった時間が必要です。
それでも一度取得してしまえば需要はどんどん増加傾向なので、いざとなれば資格を使ってすぐに働けるという強みになります。
【同行援護・移動支援】やってみてわかった「向き不向き」
介護事務をしている時に、スキマ時間に掛け持ちをしたいと思って見つけたのが障害者支援の仕事。
最初はガイドヘルパーの仕事をすることになり、移動支援の資格を取得しました。
2日ほど講習や実習を受けるだけなので、取得に時間はかかりません。
入社後にもう一つの資格、同行援護も勧められて取得。
こちらは視覚障害の方の支援の資格で、両方セットで持っておくことで障害者支援の資格として活かされます。
ただ、私はこの仕事が自分にはあまり向いていないと感じたので今はやっていません。
介護初任者研修の資格を持っていたことで、障害者支援の食事介助も依頼されることがありました。
目の見えない方のために焼きそばを作ったのですが、冷蔵庫にある材料で作ってほしいと言われて。
私はいつも玉ねぎ・キャベツ・にんじん・ピーマンを使うけれど、その方はしいたけが好みだったり、味付けも濃いめがよかったりしたんです。
気を使いすぎる性格の私には、食事作りは思った以上にプレッシャーでした。
【登録販売者】自信がなかった私が続けてよかったと思えた理由
40代後半になって、登録販売者の資格を取得する決意を固めました。
理由は介護事務の仕事が60代まで続けられない可能性が出てきたから。
事業所の経営が不安定になってきたことをきっかけに、未経験でも需要がありそうな資格を検索して見つけました。
最初は「以前薬局事務もしていたし、取っておいて損はなさそう」という気持ちで始めた勉強でしたが、想像よりも手強く途中で挫けそうになったことも。
それでも、ここで挫折してはこれまでの勉強が無駄になると、暗記力が落ちているなかで必死に食らいついたんです。
無事に一発合格して、未経験から働くことになってからも自信なんて全然なく、「向いてないのかな」と思ったことも何度もありました。
それでも、お客さまが「ありがとう」といってくださるのが嬉しくて、もっと知識を深めたいと日々自習もしてアウトプットすることで経験が積み重なったと思います。
大変なこともあるけれど、今は続けてきて良かったと感じています。
【簿記3級】仕事よりも家計管理のための資格
簿記の資格も40代のころから何度か取得しようとテキストを購入したことがあります。
最初の10ページほどで理解できないことだらけになり、数学が苦手な私にはやっぱり無理かもと諦めていました。
50代になって再挑戦を決め、半年かけて反復学習をしていくなかでやっと理解し始めた時は嬉しかったです。
介護事務時代にほんの少し会計ソフト入力や小口現金管理をした経験はあるものの、即戦力には程遠い。
仕事に活かしてみたいと思ったこともありましたが、今は家計管理のために取った資格ということで満足しています。
簿記の知識を仕事に活かしたいと考えている方には、持っておいて損はない資格だと思います。
簿記3級を50代で独学合格した勉強法については、こちらの記事をご覧ください。
👉10年越しの簿記3級リベンジ!50代主婦が独学で合格できた方法を公開
こんな人にはこの資格がおすすめ
資格を選ぶとき、「なんとなく人気がありそう」という理由だけで決めてしまうと、取得後にイメージと違ったということになりかねません。
ここでは私の体験をもとに、それぞれの資格が向いている人の特徴をまとめました。
医療事務を考えている人へ
医療事務の求人は個人クリニックを中心に数が多く、需要は安定しています。
午前・午後の短時間で働きたい人や、扶養内でパートをしたい人に向いている職種です。
総合病院ではまとまった時間で働くこともできるので、働き方に合わせて選びやすいのも特徴です。
医療事務の資格取得から就職・退職までの体験談は、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
👉医療事務資格を取ってよかった?40代主婦が感じたメリットと本音
登録販売者を考えている人へ
2026年5月の法改正で、市販薬の濫用を防ぐための販売ルールが厳しくなります。
特に注意が必要な薬の売り方が変わることで、登録販売者の需要はさらに高まると予測されています。
60代から取得する人も増えているので、50代からでも遅くありません。
ドラッグストアだけでなく、スーパーやコンビニ、ホームセンターなど働ける場所が幅広いのも魅力です。
納品作業が苦手な方には、ドラッグストア併設型の調剤薬局という選択肢もあります。
登録販売者試験の勉強法や通信講座の選び方について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
👉40代後半・未経験でも一発合格!登録販売者試験の勉強法と通信講座の選び方
介護職員初任者研修を考えている人へ
介護事務として働く場合でも、この資格を持っていると採用に有利になることがあります。
事業所が資格保有者を登録すると加算が取れるためです。
個人宅でのヘルパー業がメインになりますが、施設やデイサービスなど働き方は選べます。
需要は今後も増え続ける職種で、70代でも現役で活躍できる、息の長い仕事です。
資格選びで私が一番後悔していないこと
40代から50代にかけて、いくつかの資格を取得してきましたが、資格選びで私が一番後悔していないことは「需要がありそうな資格を持っているのは強み」だということです。
取得したからといって、実際に働くと思っていたのと違ったということはあると思います。
それは経験してみないとわからないことなので、取って失敗だったということではありません。
医療事務と登録販売者の両方を経験してきた私が感じているのは、「続けていくうちに経験が積まれて、自信にも繋がってくること」です。
特に登録販売者の仕事については、お客さまに感謝されることが多くなってきたことが、続けるモチベーションになっています。
目薬の選択に迷っていたお客さまとの何気ない会話から、「もう何年も眼科に行っていない」という言葉を聞きました。
「目の症状はわかりにくいこともあるので、年に1回程度の検診で安心できますよ」とお伝えしたら、「その発想がなかったので、今度行ってみます」と感謝されました。
登録販売者として診断や治療はできませんが、お客さまの話に耳を傾けながら、必要に応じて受診をおすすめすることも大切な役割だと感じています。
市販薬を買いに来たことでの何気ない会話から、お客さまの健康を守るきっかけになれると嬉しいです。
そんな瞬間は特に、登録販売者の仕事を続けてきて良かったと思っています。
【まとめ】遠回りも、あなたの資産になる
資格を取ることに、早すぎることも遅すぎることもないと私は思っています。
私自身、40代から50代にかけて5つの資格を取得してきましたが、最初からうまくいったわけではありません。
向いていないと気づいた仕事もあったし、自信をなくして何度もやめようと思ったこともありました。
それでも続けてきたことで、今の自分があります。
大切なのは「完璧な資格選び」ではなく、「自分の状況や働き方に合った資格を選ぶこと」。
そして取得した後も、焦らず経験を積み重ねていくことだと感じています。
遠回りに見えた道が、あとから振り返ると必要な経験だったと思えることもあります。
40代・50代からの資格取得、迷っているなら一歩踏み出してみてください。
きっと、あなたの働き方の選択肢を広げてくれるはずです。
50代からのパート就活に不安を感じている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
👉【体験談】50代主婦の転職|パート採用されない?諦めかけた私が見つけた答え


