ここ1か月、ずっと同じ問いをぐるぐる考えていました。
「このまま続けるべきか。それとも、どちらかに絞るべきか」
登録販売者としてドラッグストアで、医療事務として訪問診療クリニックで。
二つの仕事を掛け持ちしながら、扶養内で働いています。
きっかけは、ドラッグストアのシフトが増えるかもしれない、という話でした。
増えれば、扶養の枠を超えてしまう。
「どちらかを選ばなきゃいけないのかもしれない」
そう思いながら、答えが出せずにいました。
「自分には軸がない」と言われて、ハッとした話
ある方に、ドラッグストアでのこれまでの出来事を話したことがありました。
話を聞いたその方が、こう言ったんです。
「かおまえさんには、自分の軸がないよね」
ストレートな言い方にも聞こえますが、私の迷いをそのまま言葉にしてくれて、私の視点にはなかった言葉なので、深く考える時間が持てました。
確かに、そうでした。
ドラッグストアを辞めたいと思って、掛け持ちを始めたはずなのに。
気がつくと、気持ちはまたドラッグストアに戻っている。
いいことがあると、続けたくなる。悪いことがあると、辞めたくなる。
登録販売者を続けたい気持ちは、ずっと変わっていません。
でも「この職場でいいのか」だけは、いつもぶれ続けていたんです。
掛け持ちを始めた理由は、以前こちらの記事にまとめました。
👉 50代主婦が掛け持ちパートを選んだ理由|実際のメリット・デメリットと無理なく働くコツ
「気持ちがそっちに向いているなら」と言われたアドバイス
相談していると、もう一つ、こんな話も出ました。
「気持ちが登録販売者に向いているなら、あなたの性格上、いきなり辞めて一から転職活動するのは不安だと思う。まずは同じ業種で、掛け持ちを試してみたら?」
今の私の状況では、扶養の枠を守るためには、どちらかの仕事を辞めないといけません。
もし登録販売者に絞るなら、医療事務のほうを辞めることになります。
現実的で、筋の通ったアドバイスでした。
でも、それを聞きながら、私はまだ心のどこかで迷っていました。
決め手になったのは、小さいけれど大きな出来事
そんな中で、ひとつの出来事がありました。
医療事務の給料が上がったんです。
金額はここでは伏せますが、正直、想像していたよりずっと大きな変化でした。
「結局お金の話かい!」と、自分でツッコミたくなる気持ちもあります。
でも、これは大きかった。人間だもの。
その出来事があって、「医療事務の仕事も、もう少し続けてみたい」と、素直に思えたんです。
辞めるなら、もう嫌だ、絶対辞める、と納得してからにしたい。
そうも思いました。
扶養内の壁と、今の私が出した結論
扶養内で働き続けるための130万円の壁は、最低賃金の上昇で、少しずつ近づいてきています。
※扶養の条件は、勤務先や配偶者の健康保険、今後の制度変更によって変わることもあるため、この記事ではあくまで私の場合として書いています。
具体的な工夫は、以前こちらの記事にまとめました。
👉 50代主婦、掛け持ちパートで年収130万円以内に収めています【2026年版・年収の壁】
二つの仕事を、どちらも続けたい。
そう思うなら、この壁とどう付き合っていくかを、決めておく必要がありました。
今、私が出した結論はこうです。
- ドラッグストアのシフトは増やさない
- クリニックのシフトも増やさない
- それでも扶養内で働くのが難しくなってきたら、どちらか一方に負担を寄せるのではなく、両方を少しずつ調整する
- それでも難しくなったときは…どちらかを辞めるか、どちらかを社会保険のパートに切り替えるか。そのときに、あらためて考える
つまり私は、「今すぐどちらかを選ぶ」のではなく、「これ以上増やさない」という線を引くことにしました。
まとめ:「決めない」も、ひとつの軸だった
「自分には軸がない」と言われて始まったこの1か月。
たどり着いた結論は、「今は、決めない」でした。
これ、また軸がぶれているだけなんじゃないか。
そう思う自分もいます。
でも今は、少し違う考え方をしています。
振り回されるのと、自分で条件を決めて先送りするのは、似ているようで違うんです。
いいことがあったら続けたくなり、悪いことがあったら辞めたくなる。
それが、周りに振り回されている状態。
「シフトは増やさない」「難しくなったら両方を調整する」「それでも無理なら、そのとき考える」
これは、自分で決めた条件です。
未来を心配しても、仕方がありません。
決まってから考えればいい。
今の私は、そう思っています。
続ける・辞める・調整する、に正解はない。
これは以前、登録販売者を5年続けてみて気づいたことにも書きました。
👉 50代未経験で登録販売者になって5年。辞めたい時期を越えて変わったこと

