50代主婦が医療事務を2週間で辞めた理由|感染対策と現場のリアル

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④ 医療・介護の仕事

50代で医療事務に挑戦した私ですが、過去にはわずか2週間で辞めてしまった経験もあります。
今回は、コロナ禍という状況の中、不安と葛藤を抱えながら働いた循環器内科での体験談です。

働く前に思い描いていた理想と、実際に働き始めて見えてきた現場のリアル。
この記事では、当時の不安や辞める決断に至った理由について、正直に綴っています。
これから医療事務を目指す方、短期間で辞めた経験に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

50代未経験で採用された!でも出勤するたびに募る不安

循環器内科との出会いと応募のきっかけ

こちらの記事でも書きましたが、ドラッグストアに転職する前に失敗しています。

親子で同じ仕事
我が家には3人の子供がいます。長女は27歳、長男は24歳、次男は19歳です。長女も長男も社会人となり、自宅を出て一人暮らしをしています。大学2年生の次男のバイト先は私と同じドラッグストアです。ただ、店舗は違います。さすがに店舗まで同じだと、...

循環器内科の医療事務は自信がなかったので辞めたのは正直な気持ちですが、理由というのは一つではありません。

そのクリニックは、開院してまだ半年も経っていませんでした。

当時勤めていた介護事務の仕事で、その医院の院長先生のことを知りました。

ケアマネの新規利用者様で、在宅での看取りで訪問看護が入ることになった時のことです。

在宅医療を引き受けてくれる開業医はまだまだ少ない。

在宅医専門にしている医師は引き受けてくれますが、ご家族様との相性が合わないことも…

そこで訪問看護師から「最近開業された先生でいい先生がいるんですよ」と紹介されたのが循環器内科の先生でした。

その医院は男性の院長先生が循環器、女性の副院長先生が消化器の先生です。

院長先生はとても親身に訪問医を務められたようで、ご家族様がとても感謝されていました。

そんな話を仲良しのケアマネさんから聞いていたので、ハローワークで求人が出ていた時に応募したのです。

面接・採用…でも初日の違和感

面接は男性の院長先生と女性の副院長先生のお二人で行われました。

ケアマネさんの噂どおり、お二人とも人柄の良さそうな先生方です。

夜のシフトに入る人がいなくて困っていると事前にハローワークからの問い合わせで伺っていたので、夜のシフトに入れる旨をお伝えしました。

水曜日の面接で、

🧑‍⚕️「結果はどちらでも土曜日の17時30分頃にお電話します

と言われていたので、土曜日の17時30分にドキドキしながら待っていました。

19時を過ぎても電話はかかってこず、翌日の日曜日もかかってこなかったので不採用だったのだと思いました。

月曜日の朝の9時過ぎに、院長先生から電話がありました。

🧑‍⚕️「いつから来てもらえますか?」

え?まさかの採用?思わず、

👩「お電話がなかったので、不採用だと思って他を探そうと思って動き始めていました」と言いました。

🧑‍⚕️「バタバタしていて、電話がかけられなかったのは申し訳なかったです」

と言われたのですが、最初の印象が悪かったのは間違いありません。

それでも年齢的にそうは言ってられず、素直に嬉しかったので働かせていただくことになりました。

🧑‍⚕️「事前に一度来てもらいたいのですが」

と言われたので、契約のことだと思って伺いました。

いきなり制服を渡され、仕事の見学をしてくださいと言われたのです。

17時に伺って、ひたすら見学。ご飯の用意もしてこなかったので家のことが気になってそれどころではありません。

20時までの診察なのですが、19時が近づいた頃にパートの方に聞いてみました。

👩「そろそろ失礼してもよろしいでしょうか?」

👩‍💼「あー、いいですよ。もう帰られても、最後までいらっしゃってもどちらでも」

このまま居続けてもお仕事の邪魔にもなりそうなので、19時に帰りました。

前途多難な気がする…😥と思いました。

辞めた理由は「感染対策」「職場環境」「自分の気持ち」

感染対策が甘くて怖かった

出勤初日から覚えることが盛りだくさんでした。

その医院では、患者様に対する対応をとても重要視されていて、困っている方がいないか常に観察してお声がけをするよう言われました。

ちょうどコロナ禍真っ只中。検温をするのですが、腕で測るタイプの体温計。

フェイスシールドなしのマスクのみで患者様に近づいての検温です。

不安でいっぱいになりました😰

病院は体調の悪い方が来られるので当然なのですが、感染対策がその当時にしては甘いと思いました。

介護事務の方の訪問看護師さんたちは、かなりきちんとした対策をされていました。

例えば医院の椅子等の消毒もしていなかったので、パートさんに聞いてみたら

「副院長先生が、椅子の色が変わるから嫌だっていうのよ」

ええーっ!そんな理由で消毒しないとか、怖すぎるー😰

出勤のたびに、不安が広がっていきました。

まとめ|辞めたことは失敗じゃない。自分を守る選択も大事だった

今思えば、コロナ禍という不安定な時期に、医療事務の世界へ飛び込んだこと自体が少し無謀だったのかもしれません。
基礎疾患を抱える家族がいる中で、自分が抱えるリスクをしっかり考えられていなかったと反省もしています。

もちろん、感染対策をしっかり行っている医院もたくさんあります。
でも、私が勤めたクリニックは、介護事務の職場以上に感染対策が甘く、その現実にショックを受けました。

人柄の良い先生方だっただけに、そののんびりした性格が職場環境に悪い影響を与えていたことも、辞めた後に気づいたことのひとつです。

ただ、あの経験があったからこそ、「無理して続ける必要はない」「自分を守る選択も大事」だと気づけました。
短期間で辞めたことを後悔するより、次に進むための経験だったと今は思っています。

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② 50代主婦が医療事務を2週間で辞めたその後|再会した元同僚と話せたこと】

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