登録販売者の仕事って、どんな1日を過ごしているんだろう?
私は自分が登録販売者として働くまでは、市販薬の接客がメインだと思っていました。
実際に働いてみると、レジや納品だけでなく、期限チェックやお客様対応など、想像以上にやることが多いんです。
ドラッグストアでは朝礼の前に「今日の担当表」が貼り出され、その日の人員体制や担当作業を確認します。
勤務時間によってやることも少しずつ違い、午前だけのパートさんとフル勤務の人では流れも変わります。
私自身も最初のころは「こんなにいろいろな仕事があるんだ!」と驚いたことを覚えています。
この記事では、ドラッグストアで働く50代登録販売者の私が、開店準備から閉店までのリアルな1日の仕事の流れを紹介します。
これから登録販売者としてドラッグストアで働いてみようと思う方の参考になれば嬉しいです。
ドラッグストア開店前の準備と朝礼
開店5分前には、まず朝礼からスタート。
当日のクーポン情報や納品残の確認が中心で、「今日はスマホ決済のキャンペーンがあります」と共有があることもあります。
ドラッグストア独自のクーポンと違い、スマホ決済のクーポンはお客様自身で事前設定が必要です。
それでも「わからない」と聞かれたときは、レジ操作の合間に設定をお手伝いすることも。
また、推奨販売の声かけを積極的にするよう指示が出る日もあります。
納品が一段落して時間があるときは、期限チェックやPOP貼りを頼まれることも多いです。
朝礼が終わったら、すぐに日配やパンの品出しへ。ここからが本格的なスタートです。

「社員が抜け漏れなく指示を出してくれると、その日の流れがスムーズなんですが…だいたい店長は抜けています(苦笑)」
開店後から午前中の仕事(品出し・納品・レジ応援)
開店直後は、パンや日配(牛乳・豆腐・卵などの生鮮食品)の品出しからスタートします。
この作業をどれだけ早く終えられるかで、1日の流れが大きく変わります。
パートや学生バイトが3人体制の日は、1人がレジに入り、残り2人が納品を担当します。
レジは2時間ごとに交代制で、納品メンバーのうち1人がレジ応援に入る仕組みです。
朝イチには、牛乳やおにぎりを買いに来る常連のお客様もいて、開店と同時に納品台車の前で待っていることもあります。
パートたちはそのリズムを把握しているので、そのお客様を見つけたら急いでおにぎりや牛乳を探して品出しをします。

朝のレジ担当が誰になるかで、レジ応援ボタンが鳴りまくる日も。
日配の品出しにかかる時間は、その日のメンバー次第です(苦笑)」
お昼〜午後の仕事(レジ・見切り・補充)
パートは4時間勤務から7時間勤務までと、それぞれ勤務時間が違います。
6時間以上の勤務の場合は1時間の休憩がありますが、コロナ禍以降は1人ずつの休憩制になりました。
みんなでワイワイ休憩するのも楽しいけれど、1人の方が気楽で私は好きです。
7時間勤務で休憩がある日は、前後の時間帯でレジ担当になることが多く、レジが終わったら納品の続きや見切り作業(割引シール貼り)を行います。
納品の量は曜日によって違い、シフト人数が少ない日に限って納品が多いこともあります。
そんな日は作業が追いつかず、翌日まで残ることもしばしば。
紙製品や飲料の納品は重いため、パートの中では敬遠されがちで後回しになりがちです。
それでも、誰かがやらないと終わらないので、優先順位をつけてテキパキと品出しをしていきます。

見切りは、朝の日配の品出しのときに“今日はこれが見切り候補だな”と検討をつけておくとサクサク進みます😊
午後の補充・メンテナンス・発注
納品が落ち着いたら、補充やメンテナンス、棚の整理へ。
登録販売者は主にヘルス売場を担当し、「捨て棚」(棚の上にある収納スペース)から商品を補充します。
補充をしながら、同時に前出しも行って売場を整えます。
前出しとは、商品が売れて前のスペースが空いている場合に、後ろの商品を手前に出して見やすくする作業のこと。
この前出し、実は地味に大切な仕事なんです。
商品が奥にあると、お客様の目線から見えず「売り切れなのかな?」とスルーされてしまうこともあります。
そんなロスを防ぐためにも、常に売場を整えておく意識が必要です。
月初や広告掲載の前日には、POPの貼り替えも行います。
発注は社員が行うことが多いですが、慣れてくると任されることもあります。

最初は“前出しって何?”と思って店長に聞いたら、商品の“見え方”の大切さを教えてくれました😊
そして、午後からはお客様の相談も増えてくる時間帯です。
お客様対応と安全管理
作業の合間にも、お客様対応は随時発生します。
商品の場所案内から市販薬のご相談まで、できるだけ丁寧な説明を心がけています。
売場で困った様子のお客様を見かけたときは、「何かお探しですか?」と声をかけることも。
高齢の方はメモ用紙を手に持たれていることが多く、複数の商品を探している場合には、そのまま一緒に売場を回ります。
市販薬のご相談では、お薬コーナーで悩まれている方を見かけても、私はすぐには声をかけません。
さりげなく近くで前出しをしながら様子を見て、ご自身でじっくり選びたい方かどうかを見極めます。
お声がけを望まれない方も多いので、そのあたりの距離感をつかむのが一番難しいところです。
店長は真逆のタイプで、お客様を見つけるとすぐに声をかけに行く派(笑)。
その方が嬉しいお客様も実際にいらっしゃるんです。
店長は“推し活”、私は“控えめ活”。
お互いのスタイルでうまくバランスが取れている……と信じています😊
推し活VS控えめ活の裏側や、私が感じた本音はnoteで書いています👇
▶︎接客スタイルに正解はある?店長“推し活”と私の“控えめ活”
売上を気にしなければならない店長は、現場で一番大変な立場だとも思います。
私自身は「押しすぎず、離れすぎず」の距離感を意識しながら、クレームや不審な行動があれば、必ず社員に報告して対応してもらうようにしています。

ちょっとした生活習慣のご相談から飲み合わせのご相談まで。
市販薬のご相談は、登録販売者として責任を感じる瞬間です。
ドラッグストアの仕事|1日の終わりと振り返り
納品途中の作業は社員に引き継ぎ、基本的に残業はありません(禁止)。
最後に売場を見回して、5分ほど時間が余った時も前出しは欠かしません。
「あと2分で終業!」と思った瞬間に、レジ応援ボタンが鳴って走ることもあります(苦笑)。
それでも残業時間は5〜10分程度。
最後にタイムカードの退勤ボタンを押したら1日が終わり。
その瞬間、「今日もやり切った」という小さな達成感があります。

社員さんたちのちょっとした談話も、終業前の数分にすることが多く、ホッとする時間です。
忙しい1日の中でも、お客様の笑顔や“ありがとう”の一言があるだけで、不思議と疲れが軽くなるもの。
そんな瞬間が、また明日も頑張ろうと思える原動力になっています。
閉店前の仕事と夜シフトの動き
夜の時間帯は、主に学生アルバイトや遅番のパートさんが中心です。
19時頃から閉店までは、夕方に届いた商品の納品もあります。
閉店前には期限切れ間近の商品を引き上げたり、売場の整理や掃除、シャッターの施錠などを行ったりします。
私は日中勤務なので実際に担当することはありませんが、夜のスタッフさんたちの丁寧な締め作業のおかげで、翌朝のスタートがとてもスムーズに進みます。

遅番パートさんから夜に来る常連さんの話を聞くのも楽しいです。昼間とは全然タイプが違うんですよ😅
同じ職場でも時間帯が違うと、まるで別の職場のように感じることもあります😊
👉午前パートと午後パートどっちが働きやすい?50代主婦が経験して感じた違い
まとめ|登録販売者パートの仕事は“チームプレー”
一見単調に見えても、実は周りとの連携が大切な仕事。
時間帯によって業務は違っても、みんなが安全で気持ちよく働けるように協力し合っているのを感じます。
主婦の経験も役立つ場面が多い登録販売者の仕事は、50代から始めても決して遅くはありません。
無理せず続けたい方は、勤務時間や人間関係のバランスを意識して選ぶのがおすすめです。
これは私の勤務するドラッグストアでの1日の様子なので、企業によっては多少の違いがあるかもしれません。
面接の際には「1日の仕事の流れ」を聞いてみるのも良いですね。
慣れてくると、毎日の仕事にもリズムが生まれてきます。
お客様の「ありがとう」やスタッフとのちょっとした会話が、明日への力になることも。
登録販売者として過ごす毎日は、大変なこともあるけれど一緒に働く仲間やお客様に支えられながら、今日も前に進んでいます。
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