ドラッグストアで働くと必ずと言っていいほど経験するのが“期限チェック”。
シンプルに見える作業ですが、商品点数が多く、作業時間も限られているため、想像以上に大変です。
今回は、50代主婦の私が実際に経験した期限チェックの流れや工夫、そして苦労した点をまとめました。
これから働く方や同じ仕事をしている方の参考になれば嬉しいです。
ドラッグストアの「期限チェック」ってどんな仕事?
小売業で欠かせない仕事の一つに「期限チェック」があります。
スーパーでは、期限間近の商品が値引きシールを貼られて並べられている光景をよく目にしますよね。
ドラッグストアの場合は食品だけでなく、市販薬やサプリメント、日用品に至るまで幅広くチェックが必要です。
特に薬やサプリはお客様の健康に関わるため、期限切れを見落とすことは絶対に許されません。
期限チェックのやり方は企業によって少しずつ違いますが、共通しているのは「ひたすら目視で、一つひとつの商品を確認していく」ということ。
地味ですが、とても大切な作業なのです。
期限チェックが大変だと感じる理由
期限チェックは“単純作業”に見えて、実は抜け漏れが起きやすい仕事です。
理由は①商品数の多さ、②季節・イベントによる売場の入れ替え、③人手不足による兼務の3つ。
順番にサクッと説明します。
①商品の数が多すぎる
棚1本だけでも、サイズ違いや味違いなどのバリエーションがずらりと並びます。
一見「同じ商品」に見えても実は別物なので、期限を確認する数は想像以上。
ときには似たパッケージで見分けがつきにくく、集中していないと見落としそうになることもあります💦
そんな時はJANコードを見ながら確認して、違う場所の商品なら元に戻します。
JANコードをピッと読み取って管理できるようにならないかな…と心の中で思うことも。
『ただ見てるだけでしょ?』と思われがちですが、実際にやると目も頭もフル回転なんです。
「単純作業に見えて神経を使う」──これが期限チェックの大変さです。
②季節・イベントによる売場の入れ替え
ドラッグストアあるあるなのが、季節やイベントによる棚替えです。
日々の納品で品出しをしていると、この商品はここにあるというのを自然と覚えていきます。
でも、せっかく場所を覚えたと思ったら、バレンタイン・花粉・夏の冷感・年末…入替で商品が別の場所へ移動されてる😱
どこに移動したの?同じ商品は同じ賞味期限の物も多いので、探さなければ!
さらに、元棚に“置き去り”されていたり、バックヤードでの迷子もよくあって、見落としの原因にもなりかけたことも。
また、プロモやエンド(目立つ場所や通路沿いなどに定番とは別に商品を置いている)の商品もしょっちゅう変わるので、気をつけてチェックする必要があります。
③人手不足による兼務
期限チェックに没頭したくても、レジ応援や品出しなど他の業務に呼ばれて作業が止まってしまいます。
作業量も日によって差があり、1時間で終わる日もあれば2時間以上かかる日もあります。
2時間以上続けていると、腰が痛くなってつい背伸びしたくなるんですよね。
きっと同年代の方は“あるある!”って思ってもらえるはずです。
それに長時間黙々と続けていると集中力が切れてしまうため、本当は区切りをつけて作業をしたいのです。
でも、現場の割り当て上なかなか難しいのが実情です。
実際に経験した期限切れ寸前トラブルの実例
販売まで至ったことはありませんが、ヒヤリとした経験は何度もありました。
ここでは代表的な3つをご紹介します。
レジでお客様に渡す直前に気づいたケース

朝の日配で品出しをしていると、前日までの賞味期限なのに引かれていないパンを見つけたことがあります。
わぁ…これはまずい💦と慌てて引いたことも。
さらにレジ精算中に、賞味期限切れの商品をお客様に渡す直前で気づいたこともありました。
新しい商品があれば交換しますが、ない場合はお詫びして回収するしかありません。
本当に冷や汗ものの瞬間で、「最後まで気を抜けない」と痛感しました。
品出し中に奥から出てきたケース
陳列の奥に期限切れ間近の商品が残っていて、品出し中に偶然発見。
「こんなところに隠れてたの!?」と驚きました。
見逃していたら販売に回っていたかと思うと、ゾッとします。
思わぬ“間一髪”で救われた経験でした。
倉庫整理でまとめて発見したケース

バックヤードを整理していた際、大量の期限切れ寸前商品が出てきたこともあります。
特に飲料は、賞味期限の表示がダンボールが重なっているので隠れていることが多い…。
まるで宝探しならぬ“期限探し”状態で、管理の難しさを痛感しました。
「倉庫は油断大敵」と改めて学んだ出来事です。
日配チェック中の思わぬハプニング
毎日のように行う日配チェックでも、思わぬハプニングがあります。
集中して期限を確認していると、お客様が割引商品を取ろうと後ろから手を伸ばしてくることも。
その瞬間に“ドキッ”とし、思わず声が出そうになったこともありました。
売場での期限チェックは、お客様の動きにも注意しながら行う必要があるのです。
私が工夫しているチェックのコツ
期限チェックは単純作業に見えて、実は工夫ひとつで効率や精度が大きく変わります。
ここでは、私が日々の現場で意識しているチェックのコツをご紹介します。
期限チェックの効率化を考える
限られた作業時間のなかで、どの通路や棚から始めると効率的かを常に意識します。
例えば飲料は置かれているスペースの奥行きが深く、賞味期限の場所も様々なので時間がかかるんです。
フタに書いてあるものもあれば、本体に書いているものもあるので目が慣れません。
「レジ応援が入っていない時は飲料をする」などと決めておけば、同じ動きでも順番を工夫するだけで、時間のロスをかなり減らせます。
多発エリアを優先する
期限切れがよく発生する商品棚は“要注意スポット”。
何度も期限チェックをしていると、あの商品はそろそろ期限がきそうと勘が働くんです。
私のお店では健康食品やおつまみが期限切れ寸前になることが多いため、まだチェックが行き届いていない時はそこを優先的に見ています。
見つけた時はヒヤッとしますが、“やっぱり先にやってよかった”と達成感も。
そこを最初に確認することで、重大な見落としを防ぎやすくなります。
作業中断時の工夫
集中して作業をしているところにレジ応援に呼ばれると、戻った時にどこまでやったか迷子になるんです。
先輩パートさんで、レジ応援で作業が中断した際に“どこまで終わったか”が分かるよう、棚に洗濯バサミを挟んで目印にする方もいます。
なるほど!と、私も期限チェックの作業が2時間ある時は活用しています😊
ちょっとした工夫ですが、戻ったときにスムーズに再開できるアイデアです。
全商品をしっかり確認する
「多分大丈夫」と思っても、面倒がらずにすべての商品を目視することが大切です。
納品の時なのか、お客さまが新しいものを奥から手にされたのかはわかりませんが、期限の古いものが奥になっていることもよくあります。
また、似たようなパッケージやサイズ違いの商品は違う場所に移動してしまっていることもあるので、注意しなければいけません。
売れ残りそうな商品は共有する
売れ行きが悪い商品は、早めに社員に伝えて判断を仰ぐようにしています。
レジ経験から売れ筋・不人気商品がわかるので、期限切れ防止にもつながります。
報告した社員の判断にもよるので、もう少し様子をみようといわれたら、出勤のたびにその商品が売れているかをチェックすることも。
売れていたらホッとします😊
期限チェックから学んだこと
期限チェックの仕事を通じて気づいたこと、学んだことは数えきれません。
ここでは特に印象に残っている3つをお伝えします。
ミスはゼロにできないけど、減らす工夫はできる
期限チェックを人間が目視で確認する限りは、ミスをゼロにすることは難しいかもしれません。
でもできるだけ減らす工夫はできるので、みんなで情報共有をすることが大切だと感じます。
「単純作業」ではなく責任のある仕事だと実感
期限チェックの仕事は単純作業かもしれません。
しかし、チェック漏れが発生してしまうと期限切れの商品が店頭に残ってしまうことにもなりかねないのです。
責任を持って取り組むべき仕事のうちの一つだと思います。
お店全体の信頼を得ることにもつながる
期限チェックの仕事は、目立たないけれどお店の信頼を守る大切な役割です。
実際、期限が切れそうな商品を見つけたときに
「あぶなすぎます!」
と店長に伝えると、
「え…ほんまですね、ありがとうございます…」
と恐縮されることがあります。
こうした小さな気づきの積み重ねが、
お客様の安心やお店全体の信頼につながっていると感じます。
まとめ|地味だけど欠かせない裏方の仕事
期限チェックがあるからこそ、お客様は安心して商品を手に取ることができます。
一見単純作業に見えますが、商品の種類や点数は膨大で、実際は集中力と責任感が求められる仕事です。
「誰も気づかないけれど、確実にやっておかなければならないこと」を黙々と続けることは簡単ではありません。
それでも、チェックを終えて売場を見渡すと「今日も安心して買っていただける状態にできた」と小さな達成感があります。
派手さはないけれど、お店を支える大切な土台のようなもの。
お客様に気づかれないところで支える“縁の下の力持ち”。それが期限チェックの本当の姿だと思います。
今日も私たち50代はローガン(老眼)に負けないようにしながら😅、コツコツと期限チェックに取り組んでいます。
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