登録販売者試験に合格された皆さま、おめでとうございます。
いよいよ登録販売者として働くとなると、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身、接客経験といえば学生時代の飲食店のアルバイトくらい。
ドラッグストアの仕事がどんなものなのかもよくわからないまま、50代で未経験から飛び込みました。
この記事では、50代未経験から新人登録販売者として働き始めた私が、最初にきついと感じた3つのことをお話しします。
同じように不安を感じている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
新人登録販売者が最初につまずきやすい3つのこと
未経験から登録販売者として働き始めると、思っていた以上に戸惑うことがあります。
私も50代でドラッグストアに採用され、最初は何を覚えればいいのかもわからない状態でした。
ドラッグストアの仕事は、レジや売り場の案内だけではありません。
医薬品の知識、お客様からの質問対応、商品の場所など、想像していたより覚えることがたくさんあります。
作業割り当ての紙には専門用語も書かれていて、意味がわからず戸惑うこともありました。
私は当時の店長に「前だしってなんでしょうか?」と聞いたこともあります。
ドラッグストアで働いたことがないと、「前だし」という言葉さえ知らなかったんです。
さらに新人の頃は、周りのスタッフがテキパキ働いている中で
「自分だけ何もできていないのでは…」と感じてしまい、不安や焦りも感じていました。
でも今振り返ると、最初から完璧にできる人なんていません。
あの頃の自分は、必要以上に焦っていたのかもしれないと、今では思います。
実際には、仕事は少しずつ覚えていけば大丈夫です。
ここでは、50代未経験から働き始めた私が、新人の頃に特に大変だと感じた3つのことを紹介します。
①レジ応援に呼ばれると一気に忙しくなる
新人の頃はレジ操作にも慣れていないのに、レジ応援に呼ばれると一気に忙しくなります。
焦っている時に限って、お客様からのご要望で「クーポンを複数使いたい」「ポイントも使いたい」など、レジ操作が複雑になることもあります。
そんなとき、操作方法がわからず頭が真っ白になり、余計に焦ってしまうこともありました。
また、品出しをしているときも、商品の場所がまだよくわからずキョロキョロ探している最中にレジ応援に呼ばれることがあります。
売り場に「ピンポーン」とレジ応援の呼び出し音が響くと、「早く行かなきゃ」と慌ててレジに向かっていました。
そしてレジが終わって売り場に戻ると、「さっき自分はどこにいたんだっけ?」とわからなくなってしまうんです。
最初は、レジ応援のボタンが鳴るたびにドキドキしていたのを覚えています。
でも、レジ操作は回数を重ねるうちに自然と慣れていくので、今では当時ほど焦ることはなくなりました。
②お客様からの成分質問に戸惑う
登録販売者として働いていると、お客様から薬の成分や飲み合わせについて質問されることがあります。
今でも戸惑うことは多いのですが、特に新人の頃は知識もまだ十分ではなく、質問されると「なんと答えたらいいのか…」と焦ってばかりでした。
例えば、「喉が痛いです」「鼻水が止まりません」といったご相談であれば、市販薬の中からお客様と一緒に合いそうなものを探すことができます。
でも、「病院でもらっている薬が効かないから」といったご相談は、特に難しく感じました。
処方薬との飲み合わせを登録販売者が判断するのは、簡単ではありません。
市販薬のご案内でできることには限りがあると感じます。
「お気持ちはよくわかります」と思いながらも、登録販売者としてお伝えできる範囲との間で迷うこともありました。
さらに、「この薬にはどんな成分が入っていますか?」と聞かれても、試験勉強で覚えたはずの成分をすぐに思い出せず、即答できないこともありました。
新人の頃は自信もなく、とにかく社員の方に聞きに行くことが多く、時には呆れられてしまったこともあります。
でも、わからなかったことは後から調べたり、隙間時間に勉強したりしながら、少しずつ覚えていきました。
経験を重ねるうちに、こうした対応にも少しずつ慣れてくるものだと感じています。
③商品の種類が多く、場所を覚えるのが大変
ドラッグストアはとにかく商品数が多く、日用品から食品、そして市販薬までさまざまです。
同じような薬でも種類がいくつもあり、最初はどこに何があるのかまったくわかりませんでした。
そのため、お客様に場所を聞かれてもすぐに案内できず、先輩パートさんや社員さんに聞きに行った方が早いことも多かったです。
例えば、高齢の女性のお客様に「軽石はどこにある?」と聞かれたときのことです。
私の中では、軽くて四角いベージュのものを思い浮かべていたのですが、実際には裏側にブラシがついているタイプもあり、見つけることができず店長に聞くことになりました。
売り場を覚えるだけでも、思っていた以上に時間がかかります。
それでも、品出しをしていく中で
「こんな商品があるんだ」
「この前聞かれた商品はここにあった」
と関連付けていくことで、少しずつ覚えられるようになりました。
ただ、慣れてきた今でも棚替えがあると
「あれ?ここにあったはずの商品がない」
「いつのまにか廃盤になっている」
と戸惑うことはよくあります。
これは、よく行くスーパーと、たまにしか行かないスーパーの違いに少し似ているかもしれません。
場数をこなしていくうちに必ず慣れてくるので、最初は「こんなものかな」と思いながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。
まとめ:新人登録販売者は誰でも戸惑うもの
新人登録販売者として働き始めると、覚えることの多さに戸惑う場面はたくさんあります。
私も最初は「自分にできるのだろうか」と不安になることがありました。
登録販売者の仕事を覚える前に、ドラッグストアの仕事全般を覚えないといけない…。
でも、毎日少しずつ仕事を覚えていくうちに、できることは確実に増えていきます。
レジ操作も、商品の場所も、最初はわからなかったことが自然と身についていきました。
できることが増えていくと同時に、スーパーやドラッグストアで働く方はこんなに覚えることが多かったんだと、見え方も変わってきました。
市販薬の販売や相談をするだけではなく、ときには洗剤やシャンプーの使い心地のご相談を受けることもある登録販売者の仕事。
私は生活の知恵も活かしながら、この仕事を楽しめるようになってきたと感じています。
もし今、不安を感じている方がいたら、最初は誰でも同じです。
焦らず、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
最初は大変でも、続けていくうちに「自分にもできる」と思える瞬間がきっと増えていきます。
もし「未経験から本当に働けるのか不安」「実際にどんなことで困るのか知りたい」と感じている方は、こちらの記事で詳しく体験をまとめています。
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