退職前に業務中怪我をしてしまった友人が労災保険の適用になりました

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前の職場の友人が退職のため有休消化中だったので、久しぶりに平日ランチの約束をしました。

その日は雨だったので、私の運転する車で友人宅まで迎えに行くことに。

車に乗り込んだ際、少しぎこちない動きかな?と感じました。

お店に到着して席に着いた時に友人は言いました。

友人
友人

実は私、骨折してて💦

えっ!ぎこちない動きは骨折のせいだったのです。

骨折といっても、ギプスをしていないけれどどこを骨折したんだろう?

業務中に自転車で転んで、肩を骨折したのだそうです。

退職前に労災保険の適用になったらどうなる?

業務中に怪我をした友人

友人の職業は、介護業界で働く社会福祉士さんです。

自転車で利用者さん宅へ訪問したり、市役所へ書類を提出したりと、事務職だけではなく外回りの仕事も多くあります。

その日は雨が降っていて、過密スケジュールでとても急いでいたそうです。

道路の凹凸に自転車のタイヤがハマってしまって、自転車が転倒。

右肩を強打したそうです。

(※写真はイメージです)

友人
友人

あっ、これは折れたな

と、転倒した直後に思ったようです。

職場へ戻り、その後病院受診へ

そのまま業務をこなして自転車を運転して職場へ戻ったのだとか。

その時点で、友人のすごすぎる精神力や冷静さに脱帽しました。

職場に戻って経緯を説明し、すぐに病院受診となったようです。

やはり右肩を骨折しており、手術が必要かどうかの微妙なレベル。

全治3ヶ月と診断されたそうです。

結局手術にはならなかったようですが、痛みと肩の固定で最初の1週間は本当にきつかったみたい…。

お風呂にも入れないため自分で清拭をし、洋服の着替えもままならず辛かったと話してくれました。

私と会った時には3週間経っていたので、固定の当て布は外れていたもののまだ腕はほとんど動かせない状態でした。

不幸中の幸いか?彼女は左利きなのでご飯を食べたり包丁を握って料理をするのにはなんとかできていたようです。

それにしても、一部始終を淡々と冷静に話す友人を改めてすごいと思いました。

労災保険の適用と退職

仕事の引き継ぎも途中で強制終了してしまい、そのまま退職することになった友人。

職場の上司からは

職場の上司
職場の上司

退職を考え直してもう一年がんばりなさい

と言われたようです。

その時は頭が真っ白だったので、「はい…」と答えてしまったようですが、翌日には冷静になり

友人
友人

予定通り3月末で退職します

と、もう一度退職の意向を伝えました。

どれだけブラックな職場なんでしょう。

専門的な仕事なので、求人を募集しても次が来ないからとはいえ、怪我をした本人にそんな言葉を投げかけられるなんて驚きでした。

退職後は離職票をハローワークに提出し、失業保険の申請をする予定だった友人。

怪我で働けないので失業保険の申請はできないと言われたそうです。

改めて退職予定の会社に相談をしたら、怪我の状態が良くなって働けるようになるまでの2ヶ月間は労災保険が適用となりました。

労災保険とはどんな仕組み?

労災保険(労働者災害補償保険)は、労働者が仕事中や通勤中にけがをしたり、病気になったりした場合に、治療費や休業補償を受けることができる保険制度です。

労災保険の目的は、労働者が仕事中の災害や事故によって経済的な困難に陥らないようにすることです。

以下に、労災保険の基本的なポイントを説明します。

1. 適用対象

労災保険は、基本的にすべての労働者(正社員、契約社員、パートタイム労働者、アルバイトなど)が対象です。雇用形態にかかわらず、働いている人に適用されます。

2. 保険料

労災保険の保険料は、全額事業主(雇用主)が負担します。労働者が保険料を支払う必要はありません。

3. 保険給付の種類

労災保険の給付にはいくつかの種類があります。

  • 療養補償給付: 仕事中のけがや病気に対する治療費が支給されます。指定医療機関での治療は無料です。
  • 休業補償給付: 仕事中のけがや病気のために働けない場合、休業4日目から賃金の80%が支給されます。
  • 障害補償給付:けがや病気によって障害が残った場合、その程度に応じた給付が行われます。
  • 遺族補償給付: 仕事中の事故で労働者が死亡した場合、遺族に給付が支給されます。
  • 葬祭料: 労働者が死亡した場合、葬儀の費用が支給されます。

4. 保険の手続き

労災が発生した場合、まずは雇用主に報告し、労災保険の申請手続きを行います。申請書類には、医師の診断書や事故の詳細を記載した報告書が必要です。

5. その他の特典

労災保険には、リハビリテーションや職業訓練の支援など、労働者が仕事に復帰するための支援も含まれています。

(※情報はChat GPTより)

労災保険についてはなんとなく理解していたつもりでしたが、リハビリや職業訓練などの仕事復帰のための支援も含まれているのですね。

労災保険が適用された友人のケース

休業補償給付は80%ですが、ひと月は31日分換算されるようです。

友人は1日5,000円×31日分=155,000円の給付をもらったのだそう。

骨折1ヶ月後からは、週2回の理学療法士指導のリハビリに通っています。

保険適用でも1回1,000円。

それが月8回だと8,000円ほどかかるところも労災保険で支払われているようです。

リハビリの費用が適用なのも、金銭的に大きいといっていました。

リハビリを続けた結果、怪我をして3ヶ月後には通常の生活ができるまでに回復。

友人
友人

リハビリってすごく大切だと思った

と友人は言います。

ただ一定のところまでの回復はしたけれど、それ以上がなかなか進まない…。

後ろに手を回したり、高いところのものを取ることはできないそうです。

それでも退職した会社からは

『週20時間程度の就業はできる』

と判断され、労災保険の適用は終了になりました。

ただし、リハビリは最大1年6ヶ月まで適用されるとのことでしばらくリハビリには通うそう。

休業補償給付とリハビリの支援は別ものなのですね。

まとめ

退職直前に業務上の怪我をしてしまって、会社を退職してもその後の労災保険は適用になるケースを解説しました。

退職前に仕事の引き継ぎが中途半端に終わってしまい、とても心苦しかった気持ちを話してくれた友人。

友人は労災保険適用終了後、現在は失業保険の申請待ちをしています。

次回は失業保険についてのケースをご紹介したいと思います。

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