我が家の二代目ジャックラッセルTの避妊手術が、無事に終わりました。
当日の直前まで、『やっぱり手術は止めたほうがいいのではないか』と、考えました。
全身麻酔での手術は、リスクがゼロではありません。
万が一、そのまま息を引き取ってしまったらどうしよう…とも考えました。
元気な体にメスを入れることは、人間のエゴではないかとまで考えてしまいました。
手術当日
朝から病院に預けるまで
絶食なので、朝ごはんはあげることができません。
『前日の夜に、分けて多めにあげてください』と病院から言われていたので、寝る前にもご飯をあげました。
不意打ちだったので、🐶「あれ?もう一回?」みたいな顔をしましたが、普通に完食。
朝ごはんがなくとも、特に催促してくることはありませんでした。
一代目コーギーのRなんかは、外飼いだったので約16年間の間に10回未満はご飯をあげ忘れてしまったことがありました💧
歳をとってからは、アピールしてきたので忘れていたことを気付かされていたのですが😅
お昼の12時前に病院に来るように言われていたので、直前に軽くお散歩をしてキャリーに入れました。
Tはキャリーが大嫌いなので、力ずくで入れなければなりません。
そして、病院まで車で10分ほどなのに100%の確率で、キャリー内でうんちをするのです😵
前回はおしっこだけで済んだと思っていたら、病院の待合室でやられました💧
今回は散歩に行ってからだったので、さすがに粗相はなかったです。
術前の説明や全身麻酔への同意書を書くのかと思っていたのですが、前回手術についてのお話はしていたので、『特に必要なければこのまま預かります』と受付で言われて、そのまま預けることにしました。
手術後に『終わりました』の電話は必要なしにして、携帯番号をお伝えしました。
『絶対に繋がるようにお願いします』と言われて、病院を後にしました。
夜に迎えに行くまで
Tが我が家にきてから、こんなに長い時間いなかったことは初めてです。
何をしていても落ち着きませんでした。
今頃手術が始まっているのかな?もう終わったのかな?と、頭の中はTのことでいっぱいでした。
夜の7時ごろにお迎えに来るよう言われていたので、家の用事を済ませて夕飯も終わらせ、病院に向かいました。
迎えに行って帰るまで
病院に着くと、ボルゾイ2匹を連れた飼い主さんが待合室で待っていました。
ボルゾイはご近所でも飼われている方がいるのでたまに見かけますが、超大型犬です。
2匹はとても賢く待っているところに、私が先に呼ばれました。
先生は血液検査の結果から説明をしてくれました。
血糖・尿素窒素・クレアチニン・総コレステロール・アルブミン・アンモニア・ALT・ALP・ナトリウム・カリウム・クロールの検査があり、一点だけ少し数値が高いことを知らされました。
ALPという肝臓に関係する数値が少し高めだったそうです。
おそらくそれほど心配しなくても良い程度ですが、肝臓に負担のかからない薬液の量にしたそうです。
さらに、白血球・赤血球・ヘモグロビン・血球容量・平均赤血球容量・へクリマット・平均赤血球容量・平均赤血球ヘモグロビン量・平均赤血球ヘモグロビン濃度・血小板クリットの数値の中で、血小板クリットの数値が低かったので再検査をしたところ、問題なかったとの説明を受けました。
手術前も後も、Tはずっと尻尾を振っていたそうです。
ルートがなかなか取れなかったそうで、両前足を剃ったらしく、ルートが入っていない方の足を舐めようとしては先生やスタッフさんが「あかん」「だめ」と声をかけたら、4回でピタッと止めたそうです。
先生から、とても賢い子だと言われました。
そして、集中力がなく好奇心旺盛なので、興味を他に移しやすいのだそう。
術後の傷口を舐めたとしても、注意したり、他に気を逸らしたら舐めなくなるのではとの見解でした。
コーギーのRの時と違って、術後服もエリザベスカラーもなしです。
エリザベスカラーをつけたとしても、ジャックラッセルは破壊するでしょうと言われました😅
術後服は着せるまでが大変なのでは?と言われました。
確かに、購入したレインコートを一度も着せられたことがありません💧
もしも傷口を気にするようだったらと、簡易的に作れる腹巻の作り方を教わりました。
排泄が家でもできる子なら散歩の必要はなく、ご飯はいつもの8割をあげるように言われました。
『切除した子宮と卵巣を見られますか?』と言われて、迷ったのですが見せていただきました。
犬の子宮は二つあるのですね。
初めて知りました。
直径5ミリ程のとても小さなものでした。
皮下脂肪が少しついていたそうです。
これが多くなってくると手術の際に出血が多くなると、術前相談で聞いていました。
発情は、まだきていなかったそうです。
卵巣が万が一残っていたら、再生されてしまい、発情が起こるのだとか。
とても丁寧な説明をしてくださいました。
手術をとても迷った話を先生にすると、
🧑⚕️「迷わせてしまってすみません。でも考えていただきたかったんです」
と言われました。
コーギーのRの時と違って、色々な感情も湧いてきたり、今後のことも考えさせられました。
私は今回、この先生に手術してもらえてよかったと心から思いました。
手術翌日
手術当日はかなりの寝不足だったTは、夜はぐっすり寝てくれました。
入院せずに、家に帰るということの意味もわかった気がしました。
私たちとTは別室で寝ているため、Tは寝ている姿を私たちに見せたことがありません。
もしも寝ている間に息が止まったり、急変したらどうしようと思って、今夜は横で寝た方がいいのか先生に聞いてみたら、Tちゃんもお母さんも寝られなくなるので止めた方が良いと言われました。
コーギーのRは一泊入院し翌日もフラフラだったのに、Tは食欲も通常通りで朝の散歩も少し短めですが元気に行きました。
お薬もご飯をガッツリ食べてくれるので固形にしたのですが、問題なく食べてくれています。
日にちごとではなく、時間ごとに体力が回復していて、先生の言われた通り、月齢が若いほど体力の回復が早いのだと思いました。
まとめ
コーギーのRの時は我が子たちの子育て真っ最中もあり、余裕がありませんでした。
ジャックラッセルTは、気持ちにも余裕があるのでゆっくりと見てあげられます。
まるで、人間の子育てのようだと思うことがあります。
傷口には白色ワセリンを塗ると治りが早くなりますよと先生に言われて購入してきたのですが、塗るのを嫌がるので止めました。
手術をすることを本当に迷いましたが、女の子特有の病気のリスクが減ったのでよかったのだと思っています。