小学校1年生くらいの娘さんと一緒にご来店のお母様に声をかけられました。
👱♀️「子供の擦り傷に効く薬が欲しいのですが」
傷口を見せてもらったのですが、面積は広いものの傷はそんなに深くはなさそうです。
すぐに化膿するので困っていますとおっしゃられました。
擦り傷ができた時の対応
私が子供の頃
もう40年ほど前になりますが、私は小学生の頃外遊びが盛んでした。
自転車に乗る練習をしていて溝にハマったり、走り回っては転んでぶつけてと生傷が絶えませんでした。
母はフルタイムパート勤務で日中はいなかったので、怪我をしては自分で絆創膏を貼っていました。
擦り傷ではありませんが、家の中を走っていてワックスのかけたての床で派手に転んで流血。
きっと病院で縫うレベルだったと思いますが、絆創膏で治しました😅
そして数日経つと乾燥をさせるために絆創膏を剥がす。
マキロンや赤チンで消毒するのも当たり前でした。
赤チンは今やもう販売もしていないのですよね…
そんな常識も今では覆っています。
現在の処置方法
これは私が介護事務をしている時に、看護師さんから学びました。
現在の擦り傷の処置は
- 傷は乾かさないほうが良い
- 消毒よりも水道水でよく洗うほうが良い
- モイスキンパッドを貼る
モイスキンパッドを貼ることで、過剰な浸出液を吸収・排出して適度な湿潤状態を整えられるのだとか。
バイクで通勤途中に飛び出してきた自転車を避けようとして転倒、ひどい擦り傷ができてしまった時に処置をしてもらいながらそんなお話を聞きました。
ドラッグストアでも同じ処置法を勉強しました。
お客様の希望
私はキズパワーパットをおすすめしたのですが、
👱♀️「傷口が大きいから!」
とお断りをされてしまいました。
お話を聞いていると、以前推奨されていた処置法をされています。
- ジュクジュクしている間は軟膏を塗ってガーゼで抑えている。
- 今はだいぶん乾いてきたけれど化膿が心配だから塗り薬が欲しい。
研修中の身で知識に自信がないので乾かさないほうが良いとは言えず、軟膏のあるコーナーへとご案内しました。
ドルマイシンとテラマイシン
化膿するとお客様は言われていたのですが、もしかしたら浸出液でジュクジュク状態=化膿と思っていたのかもしれません。
それでも実際にその時の患部を見たわけではないので、ドルマイシンをお勧めしてみました。
すると、ドルマイシンは以前も勧められて使っていたそうで、テラマイシンとどう違うのかを聞かれました。
またまた、記憶が薄れてしまっていたので女性社員に交代してもらいました💦。
女性社員はこう説明していました。
👩⚕️「ドルマイシンは1系統二種類の抗生物質、テラマイシンは2系統二種類の抗生物質が入っているのでテラマイシンのほうが強めです。」
お客様はテラマイシンを購入されていきました。
家に帰って復習
サイトとYouTube学習
いつものように家に帰って復習をしました。
- 配合されている成分が異なる
- 適応が異なる
- 黄色ブドウ球菌に有効
- ドルマイシン⇨外傷・火傷等の化膿予防および治療
- テラマイシン⇨化膿性皮膚疾患(毛包炎・とびひ・おでき・めんちょうに対応)
- 効き目に関してはどちらが強いとか弱いということではない。
勉強すればするほどわからなくなってきました🌀
二代目店長が『種類が違う程度で、例えばトヨタなのか日産なのか程度の違い』
と言っていたことのほうが、もしかしたらしっくりくるのかもしれません。
私は、ざっくりと化膿予防はドルマイシン、化膿してしまったらテラマイシンと覚えることにしました。
番外編
医療用と市販薬
キズパワーパットで思い出したのですが、高齢女性に
👵「以前こちらでこれを買ったので同じものを探しているけど見つかりません」
と声をかけられて見せてもらったものが、デュオアクティブと書かれたパッケージ。
スマホで調べて医療用とわかり、キズパワーパットやハイドロコロイドハッドが市販されているものとご説明をしました。
お医者様に🧑⚕️「病院で同じものをドラッグストアにも売ってるから」
と言われて来店されるお客様が結構いらっしゃるのですが、医療用と市販薬では名前が全く違うので
スマホ検索必須です。
まとめ
擦り傷の娘さんにはドルマイシンで良かったのかもしれません。
自信がないのでこれ!とお勧めできない自分に自己嫌悪の毎日ですが、わからないときは社員に助けを求めて不確かなことは言わないことも大切だとも思っています。
復習は大切です。