ドラッグストアに採用されてもすぐに販売従事登録をしてくれるわけではありません。
私が採用になったドラッグストアは2ヶ月の使用期間がありました。
2ヶ月間は『一般従事者』として勤務します。
実務経験としてはカウントされるのですが、試用期間中は楽しみにしていた社販も使えずで…。
私はドラッグストア未経験者なので、むしろ2年間一般従事者でもいいのでは?と思うくらい右も左もわからない状態でした。
一般従事者から登録販売者研修中になるまで
パートの登録販売者がいなかった
私の勤めている店舗ではパートの登録販売者が一人もいませんでした。
オープンして4年目の店舗なのですが、のちに聞いた話ではその当初は「登録販売者は社員のみ」という考えだったようです。
当時の店長が決めたのかどうかはわかりませんが、資格保持者は辞めて他のドラッグに転職したのだそうです。
今の店長に代わってちょうど1年。その時に私が採用されたということは、やっぱり店長の方針次第なのかもしれません。
働き始めて1ヶ月が経った頃、ブロック長の面接がありました。
それは「あなたを登録販売者として働かせるかどうか」の面接で😵
店長もそんな面接があることを知らなかったと言っていました😥
ブロック長はとても優しい方だったのでOKを出してくださり、私は登録販売者としての勤務が認められました。
面接では登録販売者を目指した理由を質問されたよ。
必要書類を準備
- 販売従事者登録申請書
- 戸籍謄本、戸籍抄本、戸籍記載事項証明書又は本籍の記載がある住民票の写し若しくは住民票記載事項証明書(コピー不可。発行後6ヶ月以内のもの)
- 使用関係を証する書類
- 登録販売者試験合格通知書(原本)又は薬種商適格者であることを証明する書類
- 医師の診断書(現在は原則不要。精神の機能の障害により販売従事者の業務を適正に行うに当たって必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者に該当するおそれのある場合のみ提出)
それから店長が人事に、『使用関係を証する書類』の作成を申請してくれたのですが2週間ほどかかりました。
書類がやっと全て整って届出機関(私の場合は府庁)へ直接持参して、出来上がる2週間後にまた届出機関へ出向いて受け取ります。
仕事の平日休みの合間に行くので、『登録販売者従事登録証』が出来上がったのは7月末でした。
府庁に行くのは以前パスポートを取得しに行って以来だったなあ。
登録料は7100円
私の勤めているドラッグストアでは、登録料のみ負担してくれます。
住民票や医師の診断書、届出機関までの交通費等は実費なので、総合的な金額は10000円前後だと思います。
登録料は翌月に給料と一緒に振り込まれたのですが、一筆を書かされました。
「1年以内に退職する場合は、返金することを約束します。その際は、給料から相殺しても差し支えありません」
というような内容です。
もう後戻りはできません。まずは1年間辞めないことを目標にしました。
ここに来る前に2回転職に失敗してるし…もう一から面接するのも嫌だなあ。
ある日突然白衣を着ることになる
『登録販売者従事登録証』を会社に提出して、無事に処理されると店舗に白衣が届き、エプロンから突然白衣を着ることになります。
名札も『登録販売者(研修中)』の文字が。
試験に合格してから2年も経っていたので勉強内容は忘れていることが多いし、もう不安しかなかったので「誰も私には薬のことは聞かないでー!」状態でした😥
こわいこわい。何聞かれるんだろう。
時給は少しだけアップ
それでも、ありがたいことに研修中にも関わらず時給は数十円アップしました。
とにかく勉強して知識を身につけるしかないと思い、まずは書籍を購入しました。
ネット検索して私が買ったのはこちら
現場で差がつく!ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ 高橋伊津美 ] 価格:2,090円 |
試験合格と同時に同じユーキャンの『新人登録販売者 お仕事マニュアル』という書籍を買っていたので、同じシリーズの方が読みやすいかな?と思ったからです。
症状別にOTC薬の選び方がまとめられているのですが、商品のイラストがカラーで描かれているのでとても見やすく記憶にも残りやすいと思います。
今でも時々読み返すことがありますが、「この商品にはどんな成分が入っていて注意するポイントはなんだったかな?」というような復讐をする際にも役に立っています。
イラストも柔らかで好きだなあ。
まとめ
試験に合格後、未経験からのドラッグストア勤務で登録販売者として働くまでは2ヶ月ほどかかり、研修中でもお客様はそんな文字はきっと見てもいない…。
声をかけられては不安ですぐに社員に確認するという日々がしばらく続きました。
(今でも不安なことは必ず社員に確認するようにしています)