いよいよ医療事務としての第一歩の日がやってきました。
オープニングスタッフとして採用され、初めての研修日。
緊張しながらクリニックのドアを開けると、そこには私と同じように新しく入社したスタッフたちが集まっていました。
最初に行われたのは顔合わせです。
事務と看護師、それぞれが自己紹介をし、和やかな雰囲気の中で少しずつ緊張もほぐれていきました。 事務スタッフはシフトの時間数に応じてペアを組まれており、「これから一緒に働くんだな」と実感が湧いたのを覚えています。
アットホームな雰囲気の中で始まったオープニング研修。 ここから私の医療事務としての挑戦がスタートしました。
研修内容
設備紹介

最初に施工会社の方から設備紹介がありました。 自動ドアの開閉方法や、避難経路・避難はしごの位置について説明を受けました。 ネット回線のケーブルの場所やスイッチ、水道の蛇口の開け閉めなども丁寧に説明してもらいました。
また、トイレのリモコンには電池が入っているため、液漏れを防ぐためにも年に一度の大掃除の際に交換することをおすすめされました。 これは家庭での大掃除にも応用できる知識ですね。
すべての設備が新品で、「ここで働くんだ」とワクワクした気持ちになったのを覚えています。
労働規則

労働規則についても細かく説明がありました。
- クリニックなので、目立つ髪色や派手な化粧、マニキュアは禁止。
- 匂いにも注意が必要。タバコはもちろん、柔軟剤の匂いも患者さんによっては不快に感じるため控えるよう指示。
- 退職の申し出は3ヶ月前までに行う必要がある(一般的には1ヶ月前が多い)。
- 事務スタッフは制服の上からカーディガンの着用が可能(色は黒・紺・白)。
- マスクの色は白やベージュのみ許可。
特に「匂い」に関する規定は意外でした。柔軟剤の香りにも配慮が必要なのは、医療機関ならではのルールですね。
現金管理

最近はクリニックでもキャッシュレス対応が進んでいます。
私自身、普段の買い物ではほとんどキャッシュレス決済を利用しているので、クリニックでも導入されているのはありがたいと感じました。 ただ、ドラッグストアの経験上、現金派の方も多い印象です。 特に高齢の方は現金を使う傾向が強いですね。
研修では、売上の現金管理の方法や小口現金の管理方法について、税理士さんから詳しく教えてもらいました。
電子カルテ操作

医療事務の仕事で最も重要なのが電子カルテの操作です。
研修でも多くの時間が割かれ、マニュアルに沿って操作方法を学びました。 パソコン操作が好きな私でも、最初は情報量の多さに脳がフル回転。
経験者の方から、「電子カルテはメーカーによって操作が全く異なる」と聞きました。 20年近く同じメーカーの電子カルテを使ってきた方でも、新しいシステムには戸惑うことが多いそうです。
やはり、経験があるからといってすぐに対応できるわけではなく、どの職場でも新しい学びが必要になるのだと実感しました。
レジ操作

一昔前までは、クリニックでのキャッシュレス対応はあまり進んでいませんでした。
しかし、最近は PayPay を導入するクリニックが増え、少しずつ普及が進んでいる印象です。
レジ操作に関しては、ドラッグストアでの経験が活かせました。 多少の違いはあっても、電子マネーやコード決済の種類は把握していたので、比較的スムーズに覚えることができました。
現金については、ドラッグストアとは異なり 患者さんが直接入金するシステム になっており、お釣りの受け渡しが不要です。 感染対策としても合理的な仕組みだと感じました。
画像データ保存方法

レントゲン画像や診療データの保存方法についても学びました。
専用のパソコンを使い、CD-RやUSBに保存して他院に提供したり、他院からのデータを取り込む作業を行います。
普段あまり使わない操作のため、一度学んでも忘れてしまいそうですが、 困ったときはリモートでのサポートもあるとのことで安心しました。
製薬会社の勉強会

オープニング前のクリニックでは、多くの勉強会が開催されました。
製薬会社の MR(医薬情報担当者) の方が、モニターに資料を映しながら薬の説明をしてくれます。
私は登録販売者の資格を持っているので、こういった勉強会はとても興味深い内容でした。
そして、密かに楽しみにしていたのが 勉強会後のお弁当 です。 研修期間中、このお弁当のおかげで頑張れたと言っても過言ではありません。
これから医療事務を目指す人へ
未経験からのスタートで不安もありましたが、オープニング研修を通じて基本的な業務やルールを学ぶことができました。
最初は覚えることが多く、戸惑うこともありますが、一つひとつ経験を積むことで少しずつ慣れていきます。
医療事務に興味がある方は、研修の内容をしっかり吸収することで安心して業務に取り組めると思います。
また、分からないことは積極的に質問し、先輩スタッフのアドバイスを素直に受け入れることも大切です。
私自身もまだ学びの途中ですが、未経験でも挑戦できる仕事なので、興味がある方はぜひ一歩踏み出してみてくださいね!