50代主婦が掛け持ちパートを選んだ理由|実際のメリット・デメリットと無理なく働くコツ

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ドラッグストアとクリニックを掛け持ちする50代主婦の働き方を表すイラスト 👜パート転職のリアル

50代でパートを掛け持ちするなんて大変そう…。

そう思われる方も多いかもしれません。

実は私自身も、最初は「今の仕事を辞めたい」「でも50代の再就職は不安」という気持ちの間で揺れていました。

40代までは辞めたいと思ったら、まずは求職活動をして次の仕事へ進むことができていました。

でも50代になると、採用までの壁が一段と高くなり、いろいろなことを慎重に考えるようになったのです。

その結果、私は掛け持ちパート(扶養内)という働き方を選びました。

1つの職場だけに身を置くより、心や働き方のバランスが取りやすくなり、今では「この選択をしてよかった」と感じています。

この記事では、登録販売者として働く私が掛け持ちを選んだ背景、実際に感じたメリット・デメリット、そして50代主婦が無理なく働くコツをまとめてお伝えします。

なぜ掛け持ちパートを選んだのか

最初に、なぜ私が掛け持ちパートを選んだのかをお話しします。

掛け持ちなんて、シフト管理も大変そうだし、めんどうなだけでは…?と思われる方も多いですよね。

実は私もそうでした。

「まずは掛け持ちをしてみて、最終的にはどちらか一つに絞ればいい」
──最初はそんな軽い気持ちで始めたんです。

でも実際にやってみると、想像以上に『気づき』がありました。

  • 1つの職場に依存する働き方の限界
  • 人間関係・シフト・体力面の不安
  • 50代で辞めるリスクの大きさ
  • 「まずは掛け持ちで様子を見る」という現実的で賢い判断
  • 結果として気持ちがラクになったこと

掛け持ちにはデメリットもありますが、それ以上に『救いになる部分』も多いため、私自身今は満足しています。

ここからは、実際に掛け持ちを続ける中で感じた変化や学びをお話ししていきます。

なお、午前・午後・夜といった時間帯ごとの働き方の違いについては、こちらの記事でまとめています。
ご自身に合う組み合わせを考える参考になれば嬉しいです。
👉時間帯別にパートの働き方を整理した記事はこちら

掛け持ちパートのメリット|私が実感した5つのこと

掛け持ちパートというと「収入が増える」というイメージが強いかもしれません。

実際、シフト制の職場では人時削減や業務の効率化で勤務時間が減ることもあり、掛け持ちが収入面の安心につながるケースは多いです。

でも、掛け持ちの良さはそれだけではありません。

働く場所が2つになることで、心の負担が軽くなったり、人間関係に依存しにくくなったり、視野が広がったり……。

私自身、掛け持ちを始めてから
「思っていた以上に働きやすくなった」
と実感しています。

では、私が掛け持ちをして実感したことを順に紹介します。

① 心のクッションになる

1つの職場に依存する働き方には、どうしても限界があります。

それは人間関係がこじれたり、シフトが急に変わったり、体力面でしんどい日が続くと、その職場にすべての気持ちが引きずられてしまうからです。

掛け持ちを始めてからは、
「ここだけが全てじゃない」 という気持ちが生まれ、心に余裕ができるようになりました。
 

嫌なことがあっても、別の職場に行くことで気分の切り替えがしやすく、働き続けるうえで大きなクッションになっています。

そして、それぞれの職場での嫌な出来事も、
「まあ、あっちに比べれば…」
と自然に緩和されることが増え、気持ちがぐっと軽くなりました。

掛け持ちを始めたことで、私は心がラクになりました。
実はその前に、こんな経験もあったんです。
👉 6ヶ月で辞めた私が気づいた“本当に大事なこと”

② 人間関係に依存しなくて済む

50代で働くうえで、人間関係の影響はとても大きいですよね。

 1つの職場だけだと、どうしても同じ人と毎回顔を合わせるため、ちょっとした違和感や気まずさが大きなストレスに育ってしまいます。

苦手な人と働くのがキツい…と感じることがあっても、例えば週4日が週2日に減るだけで、意外と気持ちの切り替えがしやすくなるものです。

掛け持ちをしていると、特定の人間関係に過度に依存しなくて済むため、気持ちが軽くなります。

 「あの人に気を遣いすぎる…」という状況が続きにくく、自然と距離感を保ちやすくなるのも大きな良さです。

私もこの状態で、当時は辞める決断ができませんでした。
人間関係や働き方に悩みながらも、「どう選び直すか」を考え続けていた時期の話をまとめています。
👉【体験談】50代主婦の転職|パート採用されない?諦めなかった私の答え

③ 収入が安定する

掛け持ちでパートをするメリットといえば、まず思い浮かぶのが収入面の安定です。

シフト制の職場では、人時削減や業務効率化の影響で、働く時間が減ってしまうことはどうしても避けられません。

実際、もし私が登録販売者のパートだけで働き続けていたら、働き始めた頃より収入が減っていたのは間違いないと思います。

シフト制ではなくても、時代の変化によって仕事量そのものが減ることもありますよね。

その点、掛け持ちをしていると、片方の職場でシフトが少なくなっても、もう一方でカバーができます。

これは50代で働くうえで、本当に大きな安心材料になります。

④ 世界が広がる(スキルや経験の幅)

掛け持ちパートの魅力の1つに、働く世界が広がるという点があります。

1つの職場だけでは得られない経験や考え方に触れられるため、50代でも新しい視点がどんどん増えていきます。

私はこれまで、登録販売者をベースにしながら、介護事務や医療事務を掛け持ち先として選んできました。

販売業と事務職という『異なる種類の仕事』を組み合わせることで、体力面のバランスが取れ、負担が偏りにくくなったのを実感しています。

また、接客で身につけたコミュニケーションスキルは事務職での電話対応に役立ち、
逆に事務職で覚えたパソコンスキルは、接客業での資料作成や伝達事項の整理に活きるんです。

掛け持ちをすると、それぞれの仕事のいいところを持ち寄って、自分のスキルの幅が広がっていく。

この『相乗効果』が、働く世界を大きく広げてくれるのだと思っています。

⑤ 1箇所のストレスが軽減する

パートで働いていると、どうしても避けられないのがストレス。

これはどんな働き方でも同じで、ストレスフリーで働くのは難しいですよね。

私の場合、登録販売者の職場では、不満を口にするパート仲間も多く、
聞いているだけで気持ちが少し疲れてしまう日もあります。

一方で、掛け持ち先として選んだ仕事は日が浅く、まだ緊張する場面も多い。

そんな時は、経験が長い登録販売者のほうに行くと気持ちがラクになるんです。

ずっと同じ場所で働いていると、その職場の雰囲気や出来事に気持ちが集中しがちで、ストレスも大きくなりやすいと感じます。

掛け持ちパートを始めてからは、2つの環境に“いい具合に気持ちが分散”され、負担が軽くなったと実感しています。

掛け持ちパートのデメリット|実際に感じた4つのポイント

掛け持ちパートは良いことばかりではありません。

働き方が2つになる分、どうしても負担や注意点も出てきます。

ここでは、私が実際に続けてきた中で感じた「掛け持ちの難しさ」を4つお話しします。

① シフト調整が大変

掛け持ちパートで一番大変なのは、シフト調整です。

固定曜日で働ける職場であればまだ安定しやすいのですが、フリー曜日でシフトが組まれる職場だと、どうしても調整が難しくなります。

私の場合は、どちらの職場も固定曜日で勤務しているため、毎月のシフト調整は比較的スムーズです。

ただ、職場によっては繁忙期と閑散期の差が大きく、急に「今週だけ追加で入れますか?」とお願いされることもあります。

特に扶養内で働く場合は、
「収入を増やしすぎない」「月内で帳尻を合わせる」
といった細かな管理も必要になるので、シフト調整は意外と神経を使う場面が多いと感じています。

掛け持ちパートをする場合、年収の壁の考え方が少し複雑になります。
交通費の扱いや確定申告など、注意すべき点を詳しくまとめています。
👉50代主婦、掛け持ちパートで年収130万円以内に収めています【2026年版・年収の壁】

② 体力面の負担

掛け持ちパートでは、どうしても体力面の負担は避けられません。

とくに、物流の入出荷やスーパーの品出しなど、どちらも体を使う仕事を掛け持ちすると、疲れが一気に蓄積してしまうことがあります。

私の場合は、ドラッグストア勤務と在宅医療クリニック勤務の組み合わせで、ちょうどバランスが取れていると感じています。

ドラッグストアでは、歩数計が1日1万歩以上になるほど動きが多い一方、在宅医療クリニックでは座り作業が中心で、体への負担が軽めです。

仕事の組み合わせ次第で、体力的なしんどさは大きく変わります。

「動く仕事 × 座る仕事」 のように、負担のかかり方を分散させると、無理なく続けやすくなります。

実際に働き比べて感じたことはこちらでまとめています。
👉 午前パートと午後パートどっちが働きやすい?50代主婦が経験して感じた違い

③ 移動・通勤時間の手間

掛け持ちパートでは、移動や通勤にかかる時間も意外と負担になります。

これは掛け持ちに限らずどの仕事でも言えることですが、勤務先が複数あると、その影響はより大きくなります。

私も以前、掛け持ち先のひとつが電車で片道1時間ほどかかる職場で、約1年間通勤していました。

最初は新鮮さもありましたが、特につらかったのは夏の時期。

一番暑い時間帯に駅から徒歩10分歩くのが本当に堪えて、通勤だけで体力を持っていかれる感覚がありました。

掛け持ちを続けるなら、移動や通勤時間はできるだけ短い方が負担が少なくて済みます。

「近さ」も大切な条件のひとつとして考えると、長く続けやすいと感じています。

④ 自分に合わない職場を引き当てる可能性

自分に合わない職場ほど、働いていてつらいものはありません。

これは掛け持ちに限らずどの仕事でも同じですが、複数の職場を行き来する働き方では、“相性の悪い職場”の負担がより大きく感じられることがあります。

とはいえ、職場の雰囲気や実際の働き方は、入ってみないとわからないことも多く、これは本当に悩ましい問題です。

ただ、私の経験上、求人票の記載や面接での対話から、ある程度の予測はできます。

特に大切なのは、
「求人票の条件と実際の条件が違うかどうか」
これは必ずチェックした方がいいポイントです。

私はかつて、求人票には「土曜日の出勤は月に2回程度」と書かれていたのに、面接では「毎週土曜日は必須です」と言われたことがあります。

入社前から条件がブレている職場は、働き始めてからも同じことが起こりやすく、長く安心して働くのは難しいと感じました。

もし入社後に
「思っていた環境と違うな…」
と感じたら、無理して続ける必要はありません。

合わない職場を手放すことも、自分を守る大切な選択肢のひとつです。

50代主婦が無理なく掛け持ちするコツ|続けやすくなる5つの工夫

掛け持ちパートにはメリットもあれば、当然ながら負担に感じる部分もあります。

だからこそ、無理をしない仕組みづくりがとても大切です。

ここでは、私自身の経験をもとに、
50代でも続けやすい掛け持ちのコツを5つにまとめてご紹介します。

① 1つ目の職場と“真逆の特徴”を選ぶ

掛け持ちパートを続けるうえで大切なのは、
1つ目の職場とは“真逆の特徴”を持つ職場を選ぶこと です。

私もこれまで何度か掛け持ちをしてきましたが、
「どちらも立ち仕事」の組み合わせを選んでしまったときは、体力面がきつく長続きしませんでした。

この経験から、
その後は 「ドラッグストア × 事務職」 のように、
仕事内容や負担のかかり方が違う職場を選ぶようにしています。

ドラッグストアでは動きが多く体力は消耗しますが、
お客様とのやり取りが励みになったり、やりがいにつながる部分があります。

一方、事務職は静かな環境で落ち着いて作業ができ、体力面での負担が少ないのが魅力です。

どちらか一つに偏らず、
「動く仕事 × 座る仕事」
「にぎやか × 静か」
といったバランスを取ることで、心身ともに無理なく続けやすくなります。

② 最初から“辞められる前提”で選んでOK

​​50代になると、どうしても仕事を辞めることに慎重になりますよね。

私自身も「ここは合わないかも…」と思っても、次の職場がすぐに見つかるか不安で、なかなか辞められなかった経験があります。

でも、掛け持ちパートの場合は、
片方を辞めても収入がゼロになるわけではありません。

もう一つ働く場所があるという事実が、大きな心の支えになります。

だからこそ、最初から
「合わなければ辞めてもいい」
という気持ちを片隅に置いておくと、働くうえで心がとても軽くなります。

無理に続けて消耗する必要はありません。

次の職場は焦らず、自分に合う環境をじっくり選べばいいと私は思っています。

③ 体力の限界を超えない

掛け持ちパートで働いていると、どうしても体力的にしんどくなる時があります。

私自身、ドラッグストア勤務で3連勤のあと4連休という、バランスの悪いシフトが続いた時期がありました。

連勤前に少し体調を崩すと、仕事を丸ごと休まざるを得ないこともあり、体力面の不安が大きかったです。

そこで思い切って店長に相談し、シフトを調整してもらうことにしました。

勤務時間は減りましたが、その分体力的にはとても楽になり、今では「無理をしなくてよかった」と感じています。

掛け持ちを続けるうえでは、
『動く仕事 × 動かない仕事』のバランスを見直すこと や、
限界を感じたら有給を使って小休止を取ること も大切です。

空いた時間を使って、体力的に無理なくできそうな仕事に少しずつチャレンジするのも一つの方法。

体調と気持ちの両方に余裕を持てるようになると、掛け持ちも長く続けやすくなります。

④ 自分の優先順位(家庭・健康・働き方)を明確にする

主婦が働くうえで、自分の優先順位をはっきりさせておくことはとても大切です。

家族・健康・働き方……どれを一番に考えるのかが決まっていると、掛け持ちパートでも無理なく続けやすくなります。

私の場合、末っ子も社会人になり、子どもの行事で休むことはなくなりました。

その一方で、一人暮らしの母の様子が気になるため、定期的に実家へ帰省しています。

遠方なので、平日に1日お休みをいただくこともありますが、シフト制でも事前に調整できるため、今の働き方が合っていると感じています。

私の中での優先順位は、

  • 家族
  • 健康
  • メンタル

この3つがベースになっています。

自分の中にしっかりと軸があると、「ちょっとしんどいな…」と感じる日があっても、自然と立て直すことができます。

働き方のバランスも取りやすくなり、自分らしいペースで掛け持ちを続けられるようになりますよ。

⑤ “ここだけがすべてじゃない”と思える環境をつくる

掛け持ちパートを続けていて実感しているのは、
「1つの職場だけに気持ちを預けないこと」が、心の健康にとても大切だということです

1つの職場で嫌なことがあったり、人間関係がうまくいかなかったりすると、
どうしても「ここがすべてなんだ」と感じてしまいますよね。

でも、働く場所が2つあるだけで、気持ちの逃げ道ができます。

「今日はしんどかったけど、明日はもう一つの職場だし大丈夫」
「ここが合わなくなっても、働く場所は他にもある」

そう思えるだけで、心のリセットがぐっとしやすくなるんです。

私自身、掛け持ちにしたことで気づいたのは、
『働く場所が複数あると、人間関係の見え方まで優しくなる』 ということ。

たとえば以前、片方の職場で働き方に対する不満が周りから聞こえてきても、
「私はもう一つの職場もあるから、必要以上に引きずらなくてもいい」
と自然に気持ちを切り替えられるようになりました。

別の職場で落ち着いて働けることで、
「相性の問題もあるよね」
「どの職場にも良いところ・大変なところがある」
と、前よりも柔らかい視点で受け止められるようになったんです。

『ここだけがすべてじゃない』と思える環境は、
50代の働き方を不思議なくらい軽くしてくれますよ。

登録販売者として働く選択肢を広げたい方はこちらもどうぞ。
1920時間実務の流れや、私が実際に積み上げた方法をまとめています。
👉【登録販売者の実務経験・従事時間】50代パートが1920時間を積み上げて感じたリアル

まとめ|50代主婦パートの掛け持ちは“無理しないための選択肢”

掛け持ちパートなんて大変そう――。
以前の私も、そう思い込んでいました。

でも実際に始めてみると、意外なほどメリットが多く、
今では「この働き方、意外と悪くないな」と感じながら続けられています。

「そのうちどちらか一つに絞ってもいいし、
 今のまま両方続けてもいい」
こんなふうに選択肢を持てること自体、50代の働き方としてはとても心強いものです。

最初から掛け持ちをしようとしていたわけではありません。

50代だからこそ慎重に、そして無理をしない働き方を探した結果、
今の掛け持ちスタイルに行き着きました。

これからも必要以上にがんばりすぎず、
私らしいペースで働いていきたいと思っています。

「今の職場に不満はある」
「でも辞めるのも不安」
そんな気持ちを抱えている方にとって、
この記事が少しでもそっと背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

※この記事では、掛け持ちを選んだ理由やメリット・デメリットを中心にお伝えしましたが、 「掛け持ちを選ぶことになった背景」や 「しんどかった時期の心の動き」は、別途noteにまとめています。
👉 【有料note第1話|私が掛け持ちパートへ踏み出すことになった最初の違和感】

※必要な方だけ、そっと読んでいただけたら嬉しいです。

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