「また呼ばれた…」レジ応援ボタンの“あるある”と上手な付き合い方

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50代主婦の転職・仕事体験記

ドラッグストアで働いていると、1度は経験する“あるある”
それが「レジ応援ボタン、鳴らされすぎ問題」です。

レジにお客様が並んだとき、応援を求めるのはお互いさま。
でも、何度も何度も短い間隔で呼ばれると、「えっ、また!?」と心がざわついてきます。

私が働いているお店では、基本はレジ担当が1人です。
そんなとき、ちょっとでもお客様が並ぶと応援ボタンが「ピンポン♪ピンポン♪」と鳴るんです。
最初の1回は気になりません。

でも、5分おきに連続で鳴ると、さすがに集中力が切れてしまいますよね。

今回は、そんな“呼びすぎ問題”について、する側・される側の両方の気持ちを考えながら、上手な付き合い方を探ってみます。

レジ応援ボタンの現実

【1】応援ボタンって、どんなときに押すの?

応援ボタンは、💡「お客様をお待たせしないためのサイン」。
たとえばレジに3人以上並んだときや、年配の方の接客で時間がかかりそうなときに押すことが多いです。

ボタンを押して誰かがすぐに来てくれると、「助かった」と思うし、逆に対応できなかったときは「申し訳ない」と感じるもの。
でも、この応援ボタン…便利なようで、実は職場の“温度差”が表れやすいツールでもあるんです。

【2】「またピンポン…」呼ばれすぎるストレス

裏で在庫の片付けをしていたり、POPの張り替え作業をしているときに、ピンポンが鳴る。
手を止めて駆けつけ、また戻ったとたん、再びピンポン…。
こんなふうに、わずか1分の間に何度も呼ばれることも珍しくありません

ある日、私は棚の前で期限チェックの作業をしていました。

古い賞味期限のものが手前にあるとは限りません。
賞味期限を見ながら丁寧に一つひとつ照合していたのですが、ピンポンの連続で中断が続き、元の棚に戻るころにはどこまでチェックしたかすっかり分からなくなってしまったんです。

しかも、呼ばれるたびに急いで駆けつけるのに、列が1人だったり、まだ前のお客様の会計中だったりすることも。  

🤔「今じゃなくても良かったんじゃ…?」と思う瞬間もありました。

こうした小さなストレスが、1日終わるころには大きな疲労感になります。
「また呼ばれた…」の積み重ねが、やがて「呼ばれるのが怖い」に変わってしまうことも。

【3】呼ぶ人 vs 呼ばれる人、すれ違う気持ち

応援を“呼ぶ側”の気持ちも、もちろんわかります。
「お客様を待たせてはいけない」 「クレームになったら困る」

そんな焦りがあって、ついすぐにボタンを押してしまうのです。

一方で、呼ばれる側は

「今、他の業務も抱えてるのに…」「毎回私ばかり?」

と感じてしまいがち。
このすれ違いは、どちらが悪いという話ではありません
でも、互いの状況を想像する余裕がないと、チームの雰囲気がギクシャクしてしまうのは確かです。

【4】社員ボタンを押してみた結果は…

ある日、あまりにも頻繁に応援を呼ばれた私は、とうとう「社員ボタン」を押しました。
「これはもう、誰かに見てもらわないとダメだ」と思ったのです。

社員さんが来てくれて、代わりにレジに入ってくれたのですが、呼びすぎていたスタッフには何の声かけもなし。
「ああ、注意はされないんだ…」とがっかりしました。

でも、後から思えば、現場が混雑している中で“誰かを責める”のではなく、“その場を回す”ことを優先したのかもしれません。
一瞬はモヤっとしましたが、社員が手を貸してくれたことで気持ちが切り替えられたのも事実です。

それ以来、”判断に迷ったときは迷わず社員ボタンもありかも”と思えるようになり、少し気持ちが楽になりました。

【5】気持ちよく働くためにできること

応援を頼まれる側、頼む側。
どちらに立つときも、

「ありがとう」 「助かりました」

のひと言があると、心の疲れ方がまったく違います。

声をかける余裕がないときでも、
「目を合わせてニコッとするだけ」でも気持ちは伝わると思うんです。

応援って、効率よりも「信頼関係」が大切な場面。
一方的に呼ぶのではなく、「今、お願いできるかな?」と、相手の状況に目を向けられる関係を作っていきたいですね。

おわりに:小さな気遣いが大きな支えに

レジ応援ボタンは、誰かが困っている「助けて」のサイン。
でも、頻度や使い方によっては、心のすれ違いのもとにもなります。

お互いの立場を少し想像するだけで、毎日の働きやすさはきっと変わってくるはず。

今日もどこかの現場で「ピンポン♪ピンポン♪」が鳴っているかもしれません。
その音に、ほんの少しだけ優しさをのせていけたら…。
そんな職場が、私は理想だなと思っています。

📝 ちなみに、以前書いた体験ベースの記事はこちらです

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