昨日は前職の同僚と会いました。
年齢も1歳違いで、同じ介護事務職なので事業所は違いましたが、同じ建物内で顔もよく合わせているうちに仲良くなりました。
私が転職してからも時々会っています。
介護職としては常に私よりも先を行く彼女の話は、とても刺激になっていました。
今回は仕事の話がメインで、コメダで5時間も話し込みました。
社会福祉士の資格を取った友人
友人が資格を取得するまで
私たちのいた会社は、いつ閉鎖になるかわからないという噂がもう10年ほど前からありました。
彼女はとても努力家で、『この先事務職だけでは会社にもしものことがあった時に職探しに困る』という思いで、8年ほど前にヘルパーの資格を取ったのです。
ヘルパーの仕事をしながら介護福祉士を目指していたところ、パートから正社員の話があったので正社員になりました。
副業禁止の会社なので、ヘルパーの仕事は辞めざるを得なくなってしまい、今度は社会福祉士の資格取得を目指すことにしたようです。
4年制大学文学部卒の彼女は、社会福祉士になるために『一般養成施設等』で必要なカリキュラムを一年以上履修しなければなりません。
雇用保険の教育訓練給付を利用して、専門学校に所属していました。
実習が精神的にとても辛く、涙が止まらなかったようです。
実習先でのひどいいじめがあり、人格否定をされたのだとか…。
それでもやりきって、受験資格を得ての一発合格は脱帽としか言いようがありません。
私も彼女の決意を聞いた時は、社会福祉士を目指そうと思ったこともありました。
私の場合は短期大学卒なので、受験資格を取得するまでにさらに時間がかかります。
そこまでの決意も時間もなく挫折することは目に見えていたので、登録販売者の試験を受けることにしたのでした。
介護事務と社会福祉士の兼務
試験に合格し、いよいよ社会福祉士としての仕事ができる日がやってきた矢先に、会社の閉鎖が決まりました。
それでも閉鎖までの半年間は介護事務と社会福祉士の仕事を兼務させてもらえることになったようです。
にもかかわらず、閉鎖に向けての膨大な事務作業に追われてしまい、社会福祉士の仕事は全く経験できないまま今に至っていると言っていました。
4月からは移行先の職場で、社会福祉士として働く彼女。
そこには事務員はおらず、事務仕事もすることになりそうだとぼやいていました。
今の職場の人が一緒に移行先の職場に行くので、気心は知れています。
ですが、他のメンバーは事務仕事などしたことがないので、請求業務は誰がやる?となると、彼女に矛先が向けられるだろうと予測されます。
社会福祉士としての仕事が全く未経験のまま、いきなり指導してもらえる人もおらず、ゼロから手探りで仕事をしていかなければならない不安をただ私は聞くことしかできませんでした。
目標を立てる
私が登録販売者としてドラッグストアに転職した際、彼女に話しました。
『2年間は修行期間だと思ってなんとしても頑張る』
辞めようと思ったことはもちろんあります。
それでも実務経験が足らない『研修中』の私を登録販売者として雇ってくれる他社があるかもわからないので、2年間は辞めないと決めています。
彼女も『まずは1ヶ月を目標に頑張る』そうです。
『頑張れたらもう1ヶ月』と、1ヶ月ごとに目標を決めるようです。
もう限界!となったときは、転職を考えることにするのだそう。
50をすぎると転職が難しいのはお互いにわかっているのですが、頑張りすぎても心が疲れてしまう…。
そのバランスをうまくとりながら、続けていくのが50代だと私も思っています。
資格とは…
どんな資格にも共通することだと思いますが、試験に合格して資格取得をしても、そこがスタートラインです。
実務経験を積まなければ、『未経験』で50代ではなかなか雇ってもらえません。
未経験から挑戦できるところで、まずはやってみるしかないのです。
病院のソーシャルワーカーも社会福祉士の仕事ですが、新卒の若い人しか採用してもらえないことが多いそうです。
資格をとるなら若いうちが有利なのかも…。
そんなことをぼやいても時間は取り戻せないので、今できることをするしかありませんね。
まとめ
私たちのいた職場はぬるま湯と言われるほどに会社の体制が緩かったので、他に行くとやっていけないのでは?と周りからも懸念されています。
私も転職した時は、今の会社の待遇の悪さに不満がありました。
前職での賞与と有給に関しては、絶対に他よりも劣らない待遇でした。
私は閉鎖前に転職をしたので、残務処理を免れたことに安堵があります。
重要書類の保管などはめちゃくちゃで、整理のやりようがないくらいでしたので…。
究極に多忙な毎日を過ごしている友人ですが、「今日は聞いてもらってすごくストレス発散になった」と言ってくれたのが、私にとっても嬉しい1日となりました。
また、少し落ち着いた頃に友人を誘ってお茶したいと思っています。