夫と結婚して新居が社宅だったため、さまざまな洗礼を受けた私。
もう30年近く前のことなのでだいぶん忘れてしまっていますが、まだまだありました。
よほどインパクトがあったので、今でも覚えているのだと思います(苦笑)
初めての社宅(続き)
引っ越しの挨拶
若干20代超前半だった私たち。
引っ越しの際の挨拶回りも、もちろん初めてです。
初めての社宅は階段が二箇所あり、4階建ての16世帯。
私は全世帯挨拶回りに行ったほうが良いのでは?と思ったのですが、夫が
👨『階段が同じ列の世帯だけで良いだろう』
というので、8世帯だけ回りました。
粗品としてタオルを持って行きました。
転勤族なので、頻繁に入居と退去があります。
また、社宅によって違うのですが、最初の社宅は月に一回、奥様たちだけで集まって清掃をするという決まりになっていました。
欠席しようものなら、陰で何を言われるかわかりません。
清掃といってもお姉様方は話に夢中で、手は動かしてなんかいません。
私は夫が社宅で一番の下っ端なので、もちろん真面目に草抜きをしたり掃き掃除をしたりします。
私より後に入ってきたOさんとは、みんな親しそうに話しています。
年齢も皆さんと近くお子様もいて、ご主人は難関大学卒だし、私とは立場が違うので当然だと思っていました。
清掃の後、みんなで輪になっている時にリーダー格のお姉さまが言いました。
👩🦰「新しい人も増えたから今から自己紹介しない?」
嫌〜な予感がしました😨。
一人ずつ自己紹介をし、Oさんの番になりました。
リーダー格のお姉さまはすかさず言いました。
👩🦰「挨拶に来てくれたから知ってるわあ」
私の番になりました。
👩🦰「ああ、あなたがかおまえさんなのね。挨拶がなかったから知らなかったわあ」
ほらほらほらほら😱😱😱
もう入居して半年も経っているのに知らないわけないやん。
挨拶に行かなかったツケが、私に回ってきました💣
さらに他の人が被せてきます。
👩🦱「Oさんはラップを持って挨拶に来てくれたから、かおまえさんはアルミホイルを持ってきてくれるのかと思って待ってたのに〜」
人をアッシーに使っといて、ひどい言われようです😓。
今思えば、これっていじめだったと思います。
帰ってきた夫にすぐに文句を言いましたが、怒りが収まりません。
👩「なんで私だけこんなこと言われないといけないんよー💢」
新婚当初はしなくてもいいことで、よく喧嘩になりました。
いよいよ引っ越すことになり
夫の勤務先は、社宅から車で10分ほどのところにありました。
社宅からご主人様たちが通勤している事務所は、二箇所ありました。
そのうちの一箇所、夫が勤務している事務所が40キロ先に移転となりました。
京都府のさらに北部の海沿いの地域。
子供のいらっしゃる世帯は、転校させたくないという理由でご主人様たちが片道40キロを通勤するという手段を選ばれました。
私たちは子供もおらず、一日も早くこんな洗礼だらけの社宅を脱出したい。
もう畑仕事も限界だ。
引っ越しは転勤としてカウントされないので、すぐにまた引っ越さないといけないかもしれない。
それでも私たちは引っ越すことにしました。
引っ越す時は荷物が出た後に、掃除をして出なければいけません。
最初の社宅では、手の空いている奥様たちが手伝うという風習がありました。
(子供もおらず、1年6ヶ月しか住んでいないから大した掃除もなく、手伝いなんかいらんのに)
でもご厚意をお断りすることなんてできません。
なんせ、私の夫は社宅で一番の下っ端です。
引っ越しのトラックが出発した後に、5〜6人の奥様集団が我が家にやってきました。
みなさん手際よく掃除をしてくださいます。
ここでも洗礼を受ける羽目になりました。
社宅では、奥様たちの派閥があったのです。
Aグループが掃除した後をBグループが掃除をする。
A👩🦰「さっきそこやったけど」
B 👩🦱「まだ汚れてるから」
バチバチとバトルが繰り広げられておりました。
もう、最後の最後まで怖すぎるんですケド😱
最後はA ・Bグループ総出でお見送りをしてくれました。
なぜでしょうか?
それは、退去のご挨拶に全16世帯回ったからです(苦笑)
新婚生活1年6ヶ月の洗礼生活に、やっとピリオドが打たれた瞬間でした。
まとめ
あれから約30年。
初めての社宅は売却されたそうで、違う建物が建っているようです。
新婚当初に住んだ土地なんて、懐かしくて行ってみたいと思うものなのでしょうが、あれ以来一度も足を踏み入れていません😅