かれこれ7年前くらいからでしょうか。
風邪をきっかけに咳が出始めると、長い時は半年ぐらい続いていました。
咳だけがずっと残るのです。
一般的に2週間以上の咳は要検査となるので、かかりつけ医でレントゲンを撮られるのですが異常なし。
咳止めの錠剤をもらってもあまり効いている感覚がありませんでした。
咳の経緯
小学生の頃
小学6年生の時でした。
咳がひどく、肋骨が痛くなるほど激しい咳でした。
個人病院で気管支炎と診断されて、1週間学校を休みました。
小学生の頃から肺が弱かったのかもしれません。
父がヘビースモーカーだった。
父は30年以上喫煙していました。
私が子供の頃はリビングで父がタバコを吸っていたので、受動喫煙状態だったと思います。
父自身も何十年も咳が止まりませんでした。
診断は受けていませんが、COPDだったのかも。
兄も私も遺伝なのか、風邪をきっかけに咳が止まりにくくなります。
母も一緒に受動喫煙状態だったのに咳はほとんど出ないので、やはり父からの遺伝かもしれません。
花粉症を発症
長男出産後に花粉症を発症しました。
その数年前に父が先に発症していたので、やはり父からの遺伝かもしれません。
アレルギー体質であることは間違いなさそうです。
ただ、酷かった花粉症は次男出産数年後に徐々に軽減され、今では服薬なしで過ごせています。
止まらない咳
7年ほど前から咳風邪をひくと長引いていました。
病院に行っても全然治らない。
のど飴を常に持ち歩いて、咳が出始めるとのど飴でごまかしていました。
時々咳き込んでえずいてしまっていたので、本当に辛く、悩みでした。
かかりつけ医を変えた
呼吸器内科が開院
5年前、近所に呼吸器内科が開院しました。
前職の介護事務をしている頃に評判を聞くと、とても優しくて良い先生だとわかり、開院してすぐに受診しました。
呼吸器内科なので、専門の機械が揃っています。
肺年齢は20代でした。気管支喘息ではなさそうです。
聴診器でも特に異常もなく安定しているようです。
最初に処方されたステロイド系の吸入器フルティフォームは効果がありませんでした。
次にアドエアを試しましたが効果なし。
レノベアを半年ほど続けましたが、今ひとつ。
オンブレスに変わりましたが、やっぱり咳は残る。
サルタノールやメプチンエアーも頓服的に試しましたが、すっきりしません。
先生も頭を悩ませています。
途中で飲み薬を加えてみたりもしましたが、ぴたりとは止まりません。
もう順番に試していくいかないという感じで、いろいろなタイプの吸入器を試していきました。
やっと合う薬が見つかる
治療を始めてから2年近くが経過した頃、スピリーバという吸入薬を試すことになりました。
すると、ほぼぴたりと咳が止まったのです!
先生もとても喜んでくださり、私もやっと咳喘息から解放されました。
呼吸器内科の先生を悩ませてしまうほどの症状。私の場合はちょっと特殊みたいです。
咳喘息というよりはアトピー咳嗽(がいそう)に近いそうです。
吸入器も抗コリン薬。COPDの方に使われることが多いタイプのようです。
咳の症状には呼吸器内科。
咳が長引く症状から解放されて、本当に嬉しかったです。
ここ最近は少し変化が見られる
2月頃からスピリーバだけでは止まらない症状が出てきました。
また違う吸入器を試してみる時がやってきました。
スピオルトレスピマットという、スピリーバに似たもので2種類の成分が入っているものを試しましたが変わらず。
シーブリという吸入器は少しマシな気がしましたが、時間帯によっては咳き込むのでアトロベントエロゾルで、頓服的に抑えていました。
最終的にはスピリーバに戻してもらい、抗アレルギー薬のオロバタジン(アレロック)との組み合わせでかなりマシになりました。
はっきりとはわかりませんが、花粉症の時期に反応して咳がひどくなっているのかもしれないと言われました。
まとめ
咳の症状は、体力を消耗するので本当に辛いです。
薬が合わないと効かないということを、何年もかけて身をもって体験した話でした。
症状が落ち着いて、スピリーバをやめてみましょうと言われてやめるとまた再発するので、欠かさず毎朝吸入をしています。
副作用が心配ですが、定期受診を続けています。