50代の私は30代からパート勤務を始め、これまでに何度か転職をしてきました。
転職のたびに
「次はどんな仕事に応募しようかな」
「このまま今のパートを続けていいのかな」
と、迷いながら選択を重ねてきました。
私はこれまで、販売の仕事から始まり、調剤事務や介護事務を経験し、
現在は登録販売者として働いています。
職種はバラバラですが、その都度「自分なりの判断」をしながら進んできました。
その中でも、一番経験が浅かった医療事務に転職したときは、
続けるべきか、立ち止まるべきか、とくに悩んだ仕事でした。
この記事では、医療事務に転職した際に迷ってきた経緯や、
働いてみて気づいたこと、そしてその後の判断について、順を追ってお話しします。
40代・50代で、今のパート勤務を続けるべきかどうか迷っている方が、
ご自身の状況を考えるヒントになれば嬉しいです。
なぜ50代で医療事務に転職しようと思ったのか
50代になって転職を考えたとき、私が医療事務を選んだ理由は、
すでに資格を取得していたからです。
当時は、
「50代になると転職は厳しそう」
「それなら、資格を持っている医療事務の方が採用されやすいかもしれない」
そんなふうに考えていました。
新しいことに挑戦するのが好きな私は、次に働くなら医療事務にしてみようと思ったんです。
医療事務がまったくの未経験ではなかったことも、背中を押した理由のひとつでした。
短期間ではありますが、これまでに2回ほど経験があり、
職場の雰囲気や仕事の流れはなんとなくわかっているつもりでした。
一方で、ドラッグストアの仕事は楽しい反面、重い飲料や紙製品の納品が体にこたえると感じていたのも正直な気持ちです。
医療事務であれば、走り回ることも少なく、基本は座って行う事務作業。
体力的にも、これから先を考えると続けやすいのではないか──
当時の私は、そんなイメージを持っていました。
👉 医療事務を辞めて気づいたこと|50代で「居場所」を手放した私の話
※「資格があれば続けられる」と思っていた私が、
実際に働いて感じたギャップと、その後の心の変化をまとめています。
実際に働いてみて感じた、医療事務のリアル
転職のたびに、仕事内容よりも人間関係につまづいてきた私は、
今回の転職では「オープニングスタッフ」という選択をしました。
オープニングなら、人間関係がまだ出来上がっていない。
きっと気の合う人もいるはず。
そんな期待を持ってのスタートでした。
けれど実際に働いてみて、
オープニングだからといって安心とは限らないということを知ります。
職場のルールはまだ定まっておらず、
日ごとにやり方が変わることへの戸惑い。
さらに、人間関係も「経験者」と「未経験者」の間に、
想像以上の壁ができていました。
業務量にも大きな差がありました。
週明けの午前中や、他院が休診の午後は忙しく、
反対に、間の曜日は暇すぎて時間が経つのがとても長く感じることもあります。
そんな中で、経験者はレセプト準備を進め、
未経験者はマニュアルを読み返すことしかできない時間が続きました。
「同じ職場にいるのに、できることがまったく違う」
その現実を、少しずつ実感していったのです。
👉 医療事務を6ヶ月で辞めた50代主婦が語る|後悔よりも得た3つの気づき
※実際に働いたからこそ見えた違和感や、
「辞める決断」をどう受け止めたのかを振り返っています。
「続ける」「辞める」をどうやって判断したのか
せっかく採用された職場を退職する。
それは、採用されるまで以上にエネルギーのいる決断でした。
特に50代になると、
「ここで辞めてしまっていいのだろうか」
「次はもうないかもしれない」
そんな不安も頭をよぎります。
それでも私が退職を決意したのは、
次の3つの判断軸を自分なりに整理したからでした。
ここで少し、私が当時どんな段階で迷っていたのかを整理してみたいと思います。
振り返ると、転職を迷う気持ちは、
だいたい次の5つの段階を行き来していました。

私はこの中でも、③と④の間で一番長く立ち止まっていました。
①我慢と限界の違い
我慢と限界の違いは、意外とわかりにくいものです。
私が考える違いは、
「この先、我慢することで成長があるかどうか」。
新しい職場では、慣れるまでに時間がかかるのは当たり前です。
慣れない環境によるストレスや戸惑いがあるのも自然なこと。
もう少し我慢することで仕事に慣れ、
自分なりに成長できそうだと感じられるなら、
立ち止まって様子を見るのもひとつの選択だと思います。
けれど、我慢を重ねても
「この先も成長できそうにない」
と感じたときは、限界が近づいているサインだと感じました。
②体調や気持ちに出たサイン
限界が近づくと、体調や気持ちに変化が現れます。
自分では「まだ大丈夫」と思っていても、
体調を崩したり、仕事に行く前から気持ちが沈んでしまったりする。
そんな状態が続くようなら、
それは無理をしているサインだと、私は受け止めました。
③「半年で辞める=失敗?」と自分に問い直したこと
短期間で辞めると、
「これは失敗だったのでは?」
と、自分を責めてしまいがちです。
でも私は、辞めることが悪だとは思いません。
辞めたい条件がいくつも重なったとき、
迷いながら続けるよりも、
辞める決断をする勇気こそが、次への一歩になる。
そう考えるようになりました。
辞めたあと、すぐに次を決めなかった理由
辞めることを決めたあと、
私はすぐに次の職場を探し始めたわけではありません。
それは、在職中から
「判断を急がない」ことを大切にしていたからです。
自分の問題なのか、職場の構造なのか。
今の役割は合っていたのか。
この消耗は続くものだったのか。
そうした視点で一度立ち止まって考えることが、
次の選択を誤らないために必要だと感じていました。
👉 パート先で「都合よく使われてるかも?」と感じたときに確認したい3つの視点
40代までの私は、退職する時は必ず次の転職先を決めてから動いていました。
でも、辞めるタイミングと新しい職場に移るタイミングが、
いつもうまく噛み合うとは限りません。
そこで今回は、登録販売者の仕事量を減らし、
掛け持ちという形で様子を見ながら、
どちらか一方にするのか、両方続けられるのかを見極めることにしました。
結果的に、登録販売者の仕事を残し、
クリニックを辞める選択をしましたが、
すぐに次の求人へ応募することはしませんでした。
焦って探して、また「合わない職場」を選んでしまうくらいなら、
一度立ち止まって、
自分の条件や優先順位を整理する時間を取りたかったからです。
この期間は、無理に決断する時間ではなく、
「見極めるための時間」だと考えていました。
この時間があったからこそ、
求人を見るときの視点も、少しずつ変わっていきました。
求人を見る目がどう変わったか
辞めたあと、すぐに応募しなかった理由のひとつが、
『求人票をきちんと読めるようになりたかったから』です。
求人検索を続けるうちに、条件を眺めているだけでも
「この企業、ちょっと怪しいかも?」
「また同じ求人が出ている。人が定着していないのかな?」
と感じるようになりました。
実はこのとき、
「応募しなくてよかった…」と思った求人票の特徴を、
自分なりに整理した記事があります。
👉求人票のここが怪しい!応募前に気づける7つの特徴【50代主婦体験談】
※転職経験から、求人票を見て「怪しいかも?」と感じた特徴を7つまとめました。
条件だけに飛び付かず、
求人文から読み取れる情報をひとつひとつ考えるようになりました。
50代主婦の転職では、
「この仕事は続けられそうか?」という視点が、とても大切だと感じています。
扶養内で短時間勤務の求人は、
実際に探してみると、なかなかハードルが高いのが現実です。
求人サイトも一つに絞らず、
いくつかを使い分けながら探すようになりました。
私は主にインディードを使っていますが、
最近見つけたラコットというサイトも、個人的には探しやすいと感じました。
※アフィリエイトリンクを含みます
ラコットの良いところは、
求人元が一目でわかる点です。
インディードの場合、
最後までスクロールしないと求人元がわからないこともありますが、
ラコットでは「しゅふJOB」や「求人アスコム」など、
求人媒体の違いも最初から把握できます。
求人元が最初から分かることで、応募の段階で迷いにくくなり、
情報が整理されていて、長時間見ていても疲れにくいのも助かりました。
「とりあえずキープ」ができるので、今すぐ決めなくてもいいと思えるのも
判断を急がない私には合っていました。
今、同じように迷っている50代の方へ
今、迷っている時間が長く感じている方もいるかもしれません。
私自身も、何が正解かわからず立ち止まっていた時期がありました。
パート勤務といっても、決してお気楽なものではなく、
時間が少し短いだけで、仕事にはしんどさや悩みがつきものです。
無理をして体調を壊すことだけは避けたい。
そう思うようになり、私の判断軸のいちばんは
「健康を維持できるかどうか」になりました。
振り返ってみると、うまくいかなかった経験も含めて、
すべてが今につながっていると感じています。
実際、ドラッグストアの仕事に辿り着くまでには、
思うように進まなかった転職の時期もありました。
そのときのことは、同じように迷っている方の参考になればと思い、
別の記事にまとめています。
👉 思うように進まなかった転職の時期
パートに採用されなくても、すぐに答えが出なくても、
諦めずに向き合っていくことで、少しずつ自分なりの答えが見えてくることもあります。
自分の居場所を大切にしながら、
毎日を少しでも穏やかに過ごしていけたらいいですね。
※ もし今、何度も応募しているのにうまくいかない、年齢の壁を感じている、
そんな気持ちを抱えている方がいたら、過去の私の体験が少し参考になるかもしれません。
👉 【体験談】50代主婦の転職|パート採用されない?諦めかけた私が見つけた答え


