50代になってから、諦めることが多くなりました。
体力の衰え、加齢に伴う老眼などの症状、記憶力の低下など…
40代まではありえなかったことが、次々と起こってしまい不安になることもしばしばです。
そんななかで、最近私が決断をしたのは「諦めない転職」です。
先日のちょっとしたきっかけから決断したことです。
50代からでも主婦パートの転職はできる
パートでも我慢して働き続けない
前職の介護事務からドラッグストアに転職した時は、「もう転職はしない。60歳定年までここで働き続けよう」と思っていました。
40代の頃の転職とは、圧倒的な違いを感じていたからです。
40代までの私は「ここで働き続けるのは難しいな…」と思ったらすぐに辞めて転職活動をしていました。
会計事務所での入力業務、整形外科での医療事務、派遣会社雇用の法務局事務、介護施設での受付事務、循環器・消化器内科での医療事務。
パッと思い浮かぶものでこれだけあり、全て2週間以内に退職をしています。
どの職種も仕事が嫌だったわけではなく、職場の雰囲気や人間関係でした。
短期間で辞めてしまったことは申し訳なく思っていますが、40代の私は決断力も早く、辞めて良かったと後悔はしていません。
思いつきで応募しても不採用の連続に
「嫌な仕事はすぐに辞める」
その決断力が鈍くなったのは、50代になってからです。
介護事務を約8年続けてきました。
その間、何度も辞めようと思ったものの、待遇の良さがダントツで良かったので留まることができました。
それでも事業所の継続が怪しい噂やケアマネの訪問の送迎ばかりさせられて嫌気がさしてきたため、転職活動を始めたのです。
2年前に取得した、登録販売者の資格を生かした仕事をしようと決めました。
希望は調剤併設のドラッグストアでしたが、2社連続不採用に。
やっぱり50代未経験では資格があっても採用が難しいのかなと感じた時期でした。

50代は本当にパートに採用されにくいのか?
ネットでも「50代は採用されない」「未経験だと厳しい」といった声を多く見かけます。
実際、私も登録販売者の資格がありながら、未経験で2社連続不採用になったときは「もう無理かも…」と落ち込みました。
ですが、その後ご縁のあった職場では50代という年齢を理由に断られるどころか、「安定して働ける年齢層」として評価してもらえました。
採用されやすい人の特徴をあえて挙げるなら:
- 子育てが一段落していて、急な欠勤が少ない人
- 「長く働きたい」という意思がある人
- 経験が少なくても、誠実さや柔軟さを伝えられる人
採用の確率がゼロなわけではないので、「経験値を積む」「時間帯をずらす」「応募書類の見直し」など、工夫しながら諦めない気持ちが大事だと感じています。
📄私が実際に書いた履歴書の内容や、採用につながった工夫ポイントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています👇
👉 50代主婦の履歴書、採用されたときの実例とポイント
経験値を増やしておく
ネットで検索してもよく見かけるのは「資格があっても未経験ではなかなか雇ってもらえない」というものです。
本当にその通りで、今のドラッグストアに採用になったのはかなり運が良かったからです。
採用してくれた当時の店長には、本当に感謝をしています。
当時の店長は50代を積極的に雇っていたようで、年齢もマッチしていたのが功を奏しました。
50代を積極的に雇う理由を前店長に直接伺ったことはないのですが、ズバリ、「シフトに穴を空けない」からだと思います。
50代という年齢はほとんどの方が子育てを終了しているか、終盤に向かっているので「子供の突然の体調不良」や「学校行事」などで休むことはありません。
シフト制の仕事では「できるだけ突然休まないこと」は強みになると思います。
そして、資格を取得するよりも経験値を増やしておくことの重要さが身に沁みています。
ドラッグストアと掛け持ち勤務をしている介護事務は、経験者ということで即採用になりました。
ドラッグストアでもすでに経験値を積めた私は、スーパーマーケットなどにも応募できるチャンスがあると思っています。
レジ業務や品出しはスーパーでの業務と同じなので、経験者として見てもらえるのかなと思います。
倍率が高そうな時間帯は避ける
経験値があっても、倍率の高そうな時間帯の応募は避けた方が良さそうです。
例えば平日の9時から14時は幼稚園児ママさんも働ける時間帯なので、倍率が相当高くなります。
倍率が高くなると、面接もしてもらえずに書類選考で不採用になることも多々あります。
面接もしてもらえないなんて、やっぱりショックな出来事ですよね。
とはいっても夜の時間帯は、周りは学生さんたちばかりでうまくやっていけるか不安な方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は昼間から夕方の時間帯、12時から18時までの時間帯が穴場だと思います。
学生さんは学校が終わってからバイトに来るには17時でも厳しめのようなので、18時までの時間帯に働ける人は重宝されるはずです。
もしもに備えてのサブ候補を持つ
50代からの転職を諦めない!とはいっても、不採用になり続けるとそれは凹んでしまいますよね…。
そんな時に心の支えになるのが副業です。
私は今年の1月からライターの仕事を始めました。
最初はブログの記事代行の仕事でしたが、SEOもPREP法もよくわからないまま書いてしまい、大ダメ出しをくらいまくり、かなり凹んだのです。
でもここで諦めてはいけないと、校正の仕事をクラウドワークスやランサーズで検索して、複数の応募をしました。
実績のない私でしたが、ブログをしていたこともあってか、1件のクライアントさんから採用していただけたのです。
現在はYouTubeチャンネルの台本作成をしています。
SEO対策もPREP法もあまり意識をしなくて良いので、のびのびと仕事ができています。
単価は安いのですが、何よりもその台本を書くにあたって、検索をしたり本を読んだりして徹底的に調べるので知識が身につくのが嬉しいです。
それを生活にも活かせるので、単価は安いけれど良しとしています。
副業の収入は月に5000円から1万円程度ですが、もしも本業が嫌になっても副業があると収入がゼロになることはありません。
ゆくゆくはライターの仕事だけでやっていきたいという思いもあります。
オンライン秘書の仕事にも興味があるので、事務職としての作業ももっと勉強していきたいと思っています。
ライターやオンライン秘書の仕事は、対面で働くほどは年齢制限がないと思うのです。
実際、ライターの仕事は50代、60代の方向けの内容なので50代でも十分挑戦できる仕事だと実感しています。
今後は本業は一本化して副業にも力を入れていく
現在の本業は2つあります。
ドラッグストア勤務とクリニックでの医療事務勤務の掛け持ちです。
どちらかを選べなかったので、このまま掛け持ちをしていこうと思っていました。
それが、ちょっとしたことで一本化する決断に至りました。
そのちょっとしたこととは、ドラッグストアの方で今月のシフトの時間を減らされてしまったことです。
🕊この出来事がきっかけで医療事務の退職を決めるまでの心の動きや、辞めることになった経緯については、こちらの記事で詳しく書いています👇
👉 50代主婦、医療事務を3か月で退職した理由と今思うこと
シフトを減らされるということは、「あなたは必要ない」ということです。
ああ、私はここではもう必要ないのだなと感じました。
たった1時間減らされただけなのですが、他のパートは誰1人減らされていないのです。
土曜日という曜日のせいだとはわかっていても、やっぱり凹みました。
土曜日は学生さんがたくさん希望するので、人員削減しないといけないのです。
無理して土曜日に入るのもしんどいし、もう登録販売者にこだわらなくても良いのだと思いました。
その反面、介護事務の方では「時間を増やしてもらえないか?」と言われています。
時間を増やしてほしいというのは、自分を必要としてくれているということです。
その期待に応えるべく、春からは介護事務の一本にしようと思っています。
まとめ
50代といえば子育ても落ち着いて、そろそろ自分たちの老後を考え始める年代です。
年金受給が65歳から70歳になるという案や、国民年金も65歳まで支払うという案もあるという情報を見かけました。
さらに、私は国民年金の第3号被保険者ですが、今後は保険料を負担をすることになりそうで、そうなると年間15万円ほどの支払額になるようです。
老後の不安ばかりを考えず、将来に備えてできるだけ長く働くことを考えています。
それはパート勤務だけではなく、ライターなどの仕事も含めて検討中です。
目まぐるしく変わっていく世の中の現状も見据えながら、自分の考えはブレずに前に進んでいきたいと思っています。