少し前の話になりますが、夏のAmazonプライムデーで以前から欲しかったKindleの本体を購入しました。
かれこれ3年ほどは迷ったでしょうか。
購入に至らなかった理由は「紙の本を買ってメルカリで売るほうがお得」だと思ったからです。
しかし、その手間ももう面倒になり、サブスクで980円で読み放題の方がたくさん本を読めるのだと思い、やっとKindleを購入することにしました。
50代から実る人、枯れる人を読んでみた感想
Kindle Paper Whiteで読書
私が購入したKindleは「Kindle Paper White」の16G 広告なしのタイプです。
2万円近いものを1万円ちょっとで購入しました。
プライムセールで4000円引き、Amazonのクレジットカードを作ったポイントが5000円付与されたタイミングで購入したので9000円引きでした。
こちらの特徴は防水が効いているのでお風呂でも読めることですが、私はまだお風呂では読んだことがありません。
カバーは純正ではなくレビューが多めのものでサクラチェッカーでも安心判定のものを購入しました。
購入して大満足です。
充電が恐ろしく長持ちするし、軽くて持ち運びにも便利です。
参考書などは紙の方がいいなと思うのですが、通常の読書はしおりもつけられるし、iPhoneで読んだ後にKindleに戻ってもちゃんと連携します。
私は放送大学生なのでprime studentに加入して、Kindle unlimitedも3ヶ月無料期間があったので加入してみました。
無料期間が終わる頃に簿記の勉強が忙しくなったので、一旦解約をして、まだ再契約をしていません。
「50代から実る人、枯れる人」という本を知り、prime readingにあるか探してみたらあったので、早速読んでみました。
50代から実る人と枯れる人がいる
まさに50代の私には興味深いタイトルでした。
ページ数が150ページ弱ということで、2時間ほどで読み切りました。
「50代は人生の最大の分水嶺」
分水嶺とは、”山に降った雨水が異なる方向に流れてそれぞれの水系を作る、その境界線となる峰を意味する表現である。 転じて「その後の動向の方向性を決定づける大きな分かれ目・転換点」の比喩として用いられることもある。”
とありました。
確かに50代は子供の教育の総仕上げであり、親の介護や看病、見送りなどの大きなライフイベントが迫ってくる年齢でもあります。
色々な荒波に飲み込まれてしまうと、枯れる人になってしまう!ということなのですね。
そこで50代では、「再起する力」がある人が実る人になれるという内容です。
実る人の特徴として「エリート、金持ち、有名」ではなく、「いい人間関係、元気、心の平安」の3つがポイントになるそうです。
「50代は人生のマネジメント次第で今まで育ててきた果実を手にできる一番愉快な黄金期です」
一番愉快な黄金期とは、思ってもみなかったです。
そのためには人生の思考、感情、言葉、行動を自分で整えていくことが大切だと書かれています。
毎日事に幸せを感じる
この本は、7章に分かれていて55のテーマが書かれています。
現実を知る、人間関係を整える、心を整える、からだを整える、仕事を整える、生活を整える。
今まで我慢してきた分、ある程度はサボり名人となって人間関係も無理な付き合いはやめて心穏やかに過ごしましょうというようなことですね。
55のテーマの中で一番を決めるのはとても難しいのですが、今回私が選ぶのは「第6章生活を整える」の中から「40毎日事に幸せを感じる」にしたいと思います。
「しあわせとは、まいにちごとを普通にこなせること」
50代になって私も実感していることです。
毎日のように悲しい事件や事故のニュースを見ると、当たり前に過ごせることがなんて幸せなことなのだろうと感じます。
お風呂に入ってゆっくりと湯船につかるだけで、幸せだなあと思います。
大災害が起こると、お風呂に何日も入れず、自衛隊の方が簡易浴場を設けたことで被災者の方達が喜ばれているニュースをみて以来、そう感じるようになりました。
普通に目が覚めて家族とおはようの挨拶を交わし、仕事に出掛けて帰ってきたら家事をこなしてお風呂に入って就寝する。
健康あってこその日常だと感じています。
「お隣はお金持ちで車も外車でしょっちゅう旅行にも行っている」
「働かずにずっと家でダラダラ過ごしたい」
と、40代の頃は思っていましたが、50代の今はそう思わなくなりました。
当たり前が一番の幸せで、人と比べても何も良いことなどないということにやっと気付いた気がしています。
まとめ
最近はなかなか本を読む時間が取れなかったのですが、久しぶりの読書は今の生活を考えるきっかけとなりました。
ページ数が多い本だと、途中で断念してしまいがちなので、サクッと読める本を探してスキマ時間に読書することを続けたいと思います。