50代でブラック企業を辞めたその後|辞めてよかったと思えた理由【後編】

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① パート転職のリアル

ブラック企業を辞めたあと、先輩パートさんとLINEでつながり、仕事帰りにカフェでお話をしました。
それでも話し足りず、後日ランチへ行くことに。

そこで改めて、この会社がいかに危ない会社だったか…次々と事実を知ることになったのです。
求人票と違う時給、交通費、契約終了の仕組み、人の入れ替わりの多さなど、驚くような内容ばかりでした。

この記事では、実際に私が聞いた「ブラック企業の実態」をまとめています。
同じように悩んでいる方にとって、職場選びの参考になればうれしいです。

知ってしまった…ブラック企業の実態7つ

① リスク区分が無視された陳列

先輩パートさんとのランチはお一人の方との約束でしたが、事前にLINEがきました。

👩‍🦰「Aさんも誘ってみました〜!私の独断だけどよかったですか?」

Aさんというのは、もう1人の登録販売者パートです。

実は先月末に突然入社して来られたのです!

正確にいうと、突然入社されたわけではなく、私たちに知らされたのが突然だったということなのですが…。

Yさんは新卒から市販薬の販売の仕事をずっとされてきたそうです。

薬種商の頃からなので20年以上のベテランさん。

私は今まで登録販売者のパート仲間が1人もいなかったので嬉しくて、この会社でやっていこう!と決めた矢先の出来事でした。

そのAさんとは1回しか一緒にお仕事ができず、私が突然辞めてしまったのでお別れもいえていなかったのです。

辞めた理由が絶対に気になるだろうと思っていたら、ランチを食べる前にすぐに聞かれました。

「一言で言うと求人票と時給が違ったから」と言うと、Cさんも色々と感じてきたことを話してくれました。

まず、商品が陳列されている場所が怪しいのと、第二類・第三類などのラベル表記がないことです。

第二類・第三類のラベル表記がないなど、薬事法上問題になりかねない陳列状況。

ベテラン登録販売者のCさんも驚いていました。

私はちっとも気づきませんでした💦

② 薬務課が監査に入った

Cさんは入社してまだ半月ほどでしたが、私が休みの間に薬務課の監査が入ったようでした。

薬剤師が不在の場合に販売してはいけないものが混ざっていたそうで…

すぐに撤去されたようですが、いきなりこんなことがあるとは驚きですね。

③交通費支給が人によって違う

交通費に関してはシビアな会社です。

1日450円しか支給されないのです。

私はそれ以上の交通費がかかっているのですが、なぜか支給されていました。

最初に雇われた登録販売者だったので、よほど資格者として雇いたかったのでしょう。

Cさんはぴったり450円なので赤字にはならないと思ったそうです。

人によって変えるってどう言うことだろう?

④ 時給が求人票と違う

私が辞めた理由、それは求人票と時給が違ったからです。

最初の1ヶ月は1025円で了承済みでしたが、2ヶ月目からは求人票の1225円だというニュアンスでの説明だったのです。

一番気になっていたCさんの時給を聞いてみました。

最初から求人票通りの1225円でした…

やっぱり…わざと私の時給はあげなかったのです。

Cさんが入社したので私を辞めさせるつもりだったのかもしれないと、疑心暗鬼になりました。

⑤ パート募集が半年以上続いていた

ランチに誘ってくれた先輩パートさんが言いました。

パートの求人が半年間ほど出ていたと言うのです。

ご自身が応募しようかな?と思ってその時はタイミングが悪く、再び求人を見るとまだあったので応募したのだとか。

慢性的な人手不足。

いざ入社してみると、どうやらすでにいたパートはみんな辞めていたようで誰もいなかったそうです。

⑥社員も次々と退職していた

私が入社して嬉しかったことの一つに、自分専用の机があったことです。

事務職時代は机問題で肩身の狭い思いをしたことがあります。

Cさんはそのあたりもよく観察していました。

なんでこんなに空きの机が多いんだろう?と…

先輩パートさんが教えてくれました。

先輩パートさん達が入社して、半年ほどの間に5人以上が立て続けに辞めたそうです。

登録販売者の資格を持った人がそれでいなくなったようでした。

職場として成り立っていない現実…。

⑦パートは突然「契約終了」に

一番驚いたこと、それはランチに誘ってくれた先輩パートさんが契約終了になったことです。

この会社のパートは3ヶ月ごとの更新だそうで、私と同じタイミングでの契約更新時に「今回で契約は終了」と告げられたそうです…

そもそも派遣社員でもないのに3ヶ月ごとの更新をするなんて、直雇用で聞いたのは初めてです。

さらに、それなら「○ヶ月ごとに更新する」と契約書等に記載があるはずですが、それも見当たらず…

理由は「登録販売者を雇う必要になったから」だそうです…

ええーっ!それって私たちが入社したからです…。

そんなひどいことをするなんて…信じられませんでした。

しかも2人いるうちのパートの1人だけを契約終了にしたのです。

おそらく年齢だけの問題だと思います。

もっと早く私が辞めていれば…と、思わずお詫びしました。

私が入社しなくとも、他の誰かが登録販売者としてパートできたら既存のパートさんは雇用契約を終了するつもりだったのでしょう。

なんてひどいことをする会社なのだと、改めて辞めてよかったと思いました。

まとめ|改めて、辞めてよかったと実感

これ以上書くと会社が特定されかねないので、詳細は控えますが、今回の件で改めて感じたことがあります。
「職場選びは慎重に。そして、ブラック企業だと気づいたら早めに行動するべき。」

私自身、ドラッグストアを辞めずに様子見をしたことで「すぐ辞める人」と見られてしまったのかもしれません。
ですが、今振り返っても、どちらにしても長く続く会社ではなかったと感じています。

次はもっと、自分らしく働ける職場を目指して。また前向きに歩いていきたいと思います。

🔔 【次回|再出発編へ】

このあと私は再び転職活動を行い、心身ともに穏やかに働ける職場を見つけました。
次の記事では、50代で再スタートを切った私の転職活動と、その後についてお話しします

【再出発編|50代主婦が転職をくり返して見つけた、心穏やかに働ける職場】

🔗 【このシリーズはこちら】

▶ 【前編】50代で転職したけれど…ブラック企業に気づいたきっかけ
▶ 【中編】ブラック企業だった…50代パートが辞めようと決意した理由

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