いよいよ医療事務としての第一歩の日がやってきました。
オープニングスタッフとして採用され、初めての研修日。
緊張しながらクリニックのドアを開けると、そこには私と同じように新しく入社したスタッフたちが集まっていました。
最初に行われたのは、顔合わせです。
事務と看護師、それぞれが自己紹介をし、和やかな雰囲気の中で少しずつ緊張もほぐれていきました。
事務スタッフはシフトの時間数に応じてペアを組まれており、「これから一緒に働くんだな」と実感が湧いたのを覚えています。
アットホームな雰囲気の中で始まったオープニング研修。
ここから私の医療事務としての挑戦がスタートしました。
この記事では、そんなオープニング研修で学んだことや感じたことを、実体験としてまとめています。
これから医療事務を目指す方の、参考になれば嬉しいです。
① 意外と細かく厳しいルール(労働規則・匂い・服装)
オープニング研修ではまず、クリニックで働く上での基本的なルールについて説明がありました。
働く時間や身だしなみ、患者さんへの対応まで、細かく決められていて驚いたのを覚えています。
ただ、実際に聞いてみると、その一つひとつが「患者さんに安心して来院してもらうため」に大切なことばかり。
医療事務として働くうえでの心構えを、改めて意識するきっかけになりました。

新しい職場のルールって、思った以上に奥が深い…!
「学生気分に戻った気分」で、メモを取りまくりました💦
労働規則

労働規則についても細かく説明がありました。
- クリニックなので、目立つ髪色や派手な化粧、マニキュアは禁止。
- 匂いにも注意が必要。タバコはもちろん、柔軟剤の匂いも患者さんによっては不快に感じるため控えるよう指示。
- 退職の申し出は3ヶ月前までに行う必要がある(一般的には1ヶ月前が多い)。
- 事務スタッフは制服の上からカーディガンの着用が可能(色は黒・紺・白)。
- マスクの色は白やベージュのみ許可。
髪色・服装・マスクの色など、新しい職場では、こういった細かなルールも安心して働くために大切なんだと実感しました。
特に印象に残っているのは「匂い」と「服装」に関するルール。
医療機関では見た目だけでなく、香りや清潔感までもが“信頼”につながるんですね。
医療事務は、患者さんへの気遣いが求められる仕事だと改めて感じました。
退職・就業規則などについては、50代未経験の私でも、しっかり説明を受けたことで不安なく理解できました。
② 慣れが必要な業務(電子カルテ・レジ・データ保存)
オープニング研修の中で、いちばん頭を使ったのが「業務の実習」でした。
電子カルテの操作やレジ対応、データ保存など——
どれも慣れるまでは時間がかかり、「こんなに覚えることがあるの!?」と驚きの連続。
特に電子カルテは、見慣れない画面や専門用語が多く、最初のうちは手順を追うだけで精一杯。
それでも、少しずつ操作に慣れていくうちに、
「患者さんの情報を預かる責任の重さ」や「チームで連携する大切さ」を実感しました。

あっ、昨日よりもスムーズにできたかも✨
と感じられるようになってきて、少しずつ自信がついてきたのを覚えています。
電子カルテ操作

医療事務の仕事で最も重要なのが電子カルテの操作です。
研修でも多くの時間が割かれ、マニュアルに沿って操作方法を学びました。
パソコン操作が好きな私でも、最初は情報量の多さに脳がフル回転。
経験者の方から、「電子カルテはメーカーによって操作が全く異なる」と聞きました。
20年近く同じメーカーの電子カルテを使ってきた方でも、新しいシステムには戸惑うことが多いそうです。
やはり、経験があるからといってすぐに対応できるわけではなく、どの職場でも新しい学びが必要になります。
最初は覚えることが多いけれど、慣れるまで丁寧に教えてもらえたので安心できました。
レジ操作

一昔前までは、クリニックでのキャッシュレス対応はあまり進んでいませんでした。
しかし、最近は PayPay を導入するクリニックが増え、少しずつ普及が進んでいる印象です。
レジ操作に関しては、ドラッグストアでの経験が活かせました。
多少の違いはあっても、電子マネーやコード決済の種類は把握していたので、比較的スムーズに覚えることができました。
現金については、ドラッグストアとは異なり 患者さんが直接入金するシステム になっており、お釣りの受け渡しが不要です。
感染対策としても合理的な仕組みだと感じました。
ドラッグストアでの経験が活かせたことで、すぐに自信につながりました。
画像データ保存方法

レントゲン画像や診療データの保存方法についても学びました。
専用のパソコンを使い、CD-RやUSBに保存して他院に提供したり、他院からのデータを取り込む作業を行います。
普段あまり使わない操作のため、一度学んでも忘れてしまいそうですが、 困ったときはリモートでのサポートもあるとのことで安心です。
操作は難しそうでも、一度覚えればしっかり対応できると感じました。
③知識として役立ったこと(設備・現金管理・勉強会)
オープニング研修では、実務以外にも“知っておくと安心な知識”をたくさん学びました。
たとえば、設備の使い方や避難経路の確認、現金の管理方法、製薬会社による勉強会など。
どれも「実際に働き始めてからでは間に合わない」大切な内容ばかりでした。
設備や機器の扱い方を理解しておくことで、トラブルを防げたり、
会計やレジの管理を学ぶことで、日々の業務がスムーズになったり。
一つひとつの知識が“安心して働ける土台”になるのを感じました。
そして、製薬会社の勉強会では、薬の知識だけでなく、
「患者さんにわかりやすく説明する力」の大切さにも気づきました。

勉強って、仕事の一部なんだなぁ💡
と感じた瞬間でもありました。
こうした経験を通して、医療事務の仕事は“ただ事務をこなすだけではない”と実感しました。
設備紹介

最初に施工会社の方から設備紹介がありました。
自動ドアの開閉方法や、避難経路・避難はしごの位置について説明を受けました。
ネット回線のケーブルの場所やスイッチ、水道の蛇口の開け閉めなども丁寧に説明してもらいました。
また、トイレのリモコンには電池が入っているため、液漏れを防ぐためにも年に一度の大掃除の際に交換することをおすすめされました。
これは家庭での大掃除にも応用できる知識ですね。
すべての設備が新品で、「ここで働くんだ」とワクワクした気持ちになったのを覚えています。
どんな職場でも、こうした基本的な設備の知識は安心して働くために必要なんだと感じました。
現金管理

最近はクリニックでもキャッシュレス対応が進んでいます。
私自身、普段の買い物ではほとんどキャッシュレス決済を利用しているので、クリニックでも導入されているのはありがたいと感じました。
ただ、ドラッグストアの経験上、現金派の方も多い印象です。 特に高齢の方は現金を使う傾向が強いですね。
研修では、売上の現金管理の方法や小口現金の管理方法について、税理士さんから詳しく教えてもらいました。
数字に不安があっても、手順を守れば落ち着いてできる仕事だとわかりました。
製薬会社の勉強会

オープニング前のクリニックでは、多くの勉強会が開催されました。
製薬会社の MR(医薬情報担当者) の方が、モニターに資料を映しながら薬の説明をしてくれます。
私は登録販売者の資格を持っているので、こういった勉強会はとても興味深い内容でした。
そして、密かに楽しみにしていたのが 勉強会後のお弁当 です。 研修期間中、このお弁当のおかげで頑張れたと言っても過言ではありません。
登録販売者の知識も活かせて、仕事へのモチベーションがさらに高まりました。
まとめ|未経験でも大丈夫。これから医療事務を目指すあなたへ
未経験からのスタートは不安もありましたが、オープニング研修を通じて、
少しずつ仕事の流れや医療事務の基本を学ぶことができました。
最初は覚えることが多く、戸惑うことばかり。
それでも、一つひとつ経験を積み重ねるうちに「できること」が少しずつ増えていきます。
医療事務に興味がある方は、研修や日々の業務の中で学びを吸収していくことで、
きっと安心して働けるようになるはずです。
わからないことは恥ずかしがらずに質問してOK。
素直に聞くことが、成長への一番の近道です。
私自身もまだ学びの途中ですが、
50代からでも、未経験からでも、確実に前へ進むことはできます。
「やってみたい」という気持ちが、次の一歩を生む力になります。
どうかその気持ちを大切に、あなたらしいスタートを切ってくださいね🌷
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