今日は出勤日でした。
ドラッグストアに勤めるようになって思うのが、ドラッグストアって何をメインに売りたいの?ということです。
私のお店では、医薬品はあまり売れません。
次男のお店でも、食品の売れ行きが多いようです。
実際レジをしていても購入されるのは食品が半分以上…。
ドラッグストアの定義について、調べてみました。
ドラッグストアとは
ドラッグストアの定義を調べてみた
ドラッグストアとは?と検索してみると、日本チェーンドラッグストア協会がヒットしました。
ドラッグストアとは、健康と美容に関する提案と訴求を主とし、医薬品と化粧品を中心に、日用家庭用品、文房具、フィルム等の日用雑貨、食品を取り扱う店、と日本チェーンドラッグストア協会では考えています。ドラッグストアは、売場面積や取扱商品の売上高およびその構成比などで定義することはできません。また、国や行政でも定めたものはありません。 ドラッグストアは、健康で美しくなるための商品、しかも日々の生活に欠かせない様々な商品を取り扱っている業態です。健康で美しく毎日を豊かに暮らしたいという生活者の願いから生まれた店だと言えます。
出典:日本チェーンドラッグストア協会
知りませんでした…。
トイレットペーパーや洗剤などの日用品は品数が多いイメージでしたが、文房具や食品もドラッグストアでの販売は許容範囲なのですね。
どうやら、アメリカのドラッグストアをお手本としているよう。
1980年前後に日本にできたようですが、私は田舎育ちなのでドラッグストアなんてありませんでした。
私が社会人になった頃には、ドラッグストアがあった記憶があります。
ドラッグストアとは、医薬品を販売するところというのが定義だとばかり思っていました。
医薬品を販売するのは薬局になるのでしょうか。
その薬局も、近年は調剤薬局がほとんどです。
なぜそんなことを思ったのかというと、今日はこんなお客さまが来たからです。
ここはコンビニ?
お客さまに尋ねられました。
👨「ホットの飲み物はありますか?」
冬になると必ず何人かのお客さまに聞かれます。
外に自販機があるので、そちらをご案内しています。
先輩パートさんとぼやき合いました。
『ここはコンビニじゃないんだから…』
そういえば、スーパーにもホットの飲み物は見かけません。
そして次のお客様にはこう尋ねられました。
👴「お弁当はどこですか?」
お弁当は一時期置いたことがありましたが、今はありません。
次男の店舗にはあるようですが…。
お弁当はないのですが、焼きそばやコロッケはあります。
ですが、お箸はお付けできません。
これも焼きそばを購入されたお客さまに時々きかれます。
👨「お箸ください」
残念ながら、お渡しできないのです…。
お箸がないとか、ありえない!と言わんばかりのお客さまもいらっしゃいました。
必要でしたら購入していただくしかありません。
その点、スーパーやコンビニは親切だと思います。
スーパー?それともホームセンター?
レジではこんなことを言われました。
👵「これは配達してもらえれへんの?」
2リットルのペットボトルを指差して高齢女性が言いました。
配達をするのは、介護用おむつのケース売りのみです。
それは注文を受け付けてから、業者から直接配送されるシステムです。
最近はネットスーパーも盛んになりましたが、購入したものを配達までしていたら、スーパーと同じです。
また、『生のワカメはないの?』とか、スーパーに置いてあるようなものを探しておられるお客さまも多くみられます。
そして冬になると『灯油缶ある?』と聞かれたお客さまもいらっしゃいました。
ホームセンター並みに品数を揃えなければいけません。
でも、そう思われるのも無理はありません。
私の店舗では、衣料品も置いています。
ちょっとした下着や靴下、タオルにスリッパなどなど…。
一時期はぬいぐるみも置いてあって、お子さまに人気でした。
本当にここは何屋さん?と先輩パートさんたちといつも話しています。
そしてスーパーやホームセンター、コンビニにも
その逆に、最近ではスーパーやホームセンターにも医薬品コーナーが増えました。
家電量販店にもあるし、コンビニにも登録販売者がいるところがあります。
なんならAmazonなどのネットで購入する方が安かったりするし、市販薬はもはやどこでも購入できるので、ドラッグストアの利点ってあるのかな?と最近は思うこともあります。
まとめ
結局のところ、市販薬だけでは経営は成り立たないということだと思います。
時々見かける漢方専門の薬局は、儲かっているのかな?と思うのですが、何か付随して販売をしているのかもしれません。
登録販売者の仕事は、ドラッグストアでは納品とレジが8割だと痛感しています。